ミュージカル作品紹介(第4回) | ||||||||||||||
オペラ座の怪人 1997 | ||||||||||||||
■劇 団 劇団四季 ■鑑 賞 日 平成9年9月7日(日) マチネ ■劇 場 名 名古屋ミュージカル劇場(栄町) ■料 金 全席指定 S席10,500円(会員割引) ■原 作 オン・ブロードウェイ「ファントム・オブ・ジ・オペラ」 原 案:小説「ファントム・オブ・ジ・オペラ」(ガストン・ルルー著) 脚 本:リチャード・スティルゴー,アンドリュー・ロイド・ウェバー 作 曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー 作 詞:チャールズ・ハート,リチャード・スティルゴー 演 出:ハロルド・プリンス 振 付:ジリアン・リン 美 術:マリア・ビヨルソン ■日本語台本・演出協力 浅利 慶太 ■企画・製作・訳詞・台本・演出 浅利 慶太 ■舞台監督 木村 謙介 |
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キ ャ ス ト | ||||||||||||||
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ス ト ー リ ー | ||||||||||||||
オペラ座の地下洞窟に巣くう怪人は、オペラ座の5番ボックスを占有し給料まで要求するという厚かましい人物である。名女優カルロッタの代役を果たしたクリスティーヌは、「ミュージック・エンジェル」と称する怪人に一流の歌を仕込まれて、素晴らしい演技を披露したのだった。新しくオペラ座のオーナーとなった男爵ラウルは、幼なじみであったクリスティーネに求婚したが、嫉妬深い怪人の怒りを買ってしまった。 怪人はクリスティーヌの主演と、自作ナンバーの上演とを要求し、ついに彼女を洞窟へ浚ってしまう。怪人の横暴を見かねたラウル達は洞窟の奥深くへ侵入するのだったが・・・ |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 原作はガストン・ルルーの同名小説です。怪奇色が抜群ですが、ストーリーには不可解なところが少なくなく、原作は一流の駄作とも呼ばれています。これをオペラ化した本作は原作同様に怪しい雰囲気が貫かれています 歪んだ愛情しか持たず、「本当の恋」も知らない怪人・・・しかし彼の思いは切実で、愛したクリスティーネを舞台へ登らせ、そして喜びを独占しようと願い焦がれます。そんな怪人の心は、我々にも巣くっているからこそ、怪人とともに悩み苦しむことができるのでしょうか。 |
キャスト | ○ | 怪人とクリスティーネのほかは色褪せているのが残念です。柳瀬の影が薄かったのは演技のためでしょうか?。 |
ナンバー | ◎ | まずまず優れていると思います。印象に残るほどのナンバーはありませんでした。強いて上げるなら「プリマ・ドンナ」「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」が良いナンバーです。 |
ステージ | ○ | ステージは総じて暗く、またチマチマした感じが色濃く出ています。「ハンニバル登場」や「マスカレード」、可動シャンデリアなど費用が掛かっているところもありますが、バランスは少し悪い感じがします。 |
演 技 力 | ◎ | 怪人の演技力で全ては決まります。怪人の溢れんばかりの心情吐露があり、怪人と同化して舞台へ引き込まれます。俳優の技術か、シナリオの秀逸さか、判断に迷うところでありますが。 |
歌 唱 力 | ◎ | クリスティーネの声音がどこまで澄むかが鍵だと思います。井上の声は良かったと思います。 |
ダ ン ス | ○ | 踊り子達のダンスはきれいに揃っていますが、それ以外の場面では、ほとんどダンスはありません。 |
総合評価 | ○ |
総合的に見てパワー不足に感じます。販売CDを聞いてみるとなかなか良い雰囲気です。やはりキャストの質なのでしょうか・・・。音楽主導で構成され、シナリオは二の次で作られたそうですが・・・ウェバー方式はあまり好きになれません。 補足>赤坂公演版は評価がアップしました。オペラ座の怪人1999 関連コラム>ファントム・オブ・ジ・オペラ |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団四季 事務所/横浜市青葉区あざみ野1−24−7 Tel: |
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