ミュージカル作品紹介(第5回) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
クレイジー・フォー・ユー 1997 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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キ ャ ス ト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ス ト ー リ ー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
銀行家の息子ボビーは、気っ風が良く、NYのザングラー劇場でもモテモテの好青年である。三度の飯よりダンスが好き、タップダンスなら誰にも負けないとばかりにザングラーへ売り込む。しかし、古風な彼には受け入れられない ボビーのグウタラ生活に我慢がならないママは、彼に田舎町の劇場を差し押さえる仕事を命じたのだが、劇場の娘ポリーに一目惚れ。一転して、劇場保全に立ち上がった。 しかし、差し押さえの一件がバレて相手にされないボビーは、ザングラーに化け、劇場の大勢の踊り子を引き連れて取って返した。売り込みに成功し、若者たちを引き込んでショーを準備したが・・客が集まらずに散々。そこへ婚約者アイリーンと、本物のザングラーがやって来た! |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ☆ | じれったい場面、気恥ずかしい場面、元気いっぱいの場面、ハラハラドキドキさせてくれる素晴らしい作品です。 |
キャスト | ☆ | 荒川と保坂を除くと、印象の薄いキャストが多いのですが、全体として纏まりを見せてくれます。こういうキャスト構成もあるのか、という感じがします。 |
ナンバー | ○ | あまりパッとするものは見当たりません。旋律・テンポは良いのですが、音響が力不足だったのと、翻訳歌詞が不味い感じがして、印象が薄まってしまいました。 |
ステージ | ☆ | 西部劇を思わせる街並みと、すっきりした造りのステージが良いですね。公演チラシにも使われている椅子のバリケードを築くシーンは、対称的に壮観です。 |
演 技 力 | ☆ | 荒川のボケた青年の演技と、ザングラーに成りきる演技はなかなかのものです。観客の心をよく掴んでくれますね。対する保坂は、情熱的で元気いっぱいなところを見せてくれます。アンサンブルも雑多なイメージですが、よく支えています。 |
歌 唱 力 | ○ | 保坂の元気いっぱいな唱いは☆ですが、全体としてはインパクトに欠けます。ナンバーそのものに問題があるようにも思えますが・・。 |
ダ ン ス | ○ | 序盤の劇場ダンサーと荒川のダンスは、レトロ感があってお奨めです。踊り子たちのダンスや、タップなどもありますが、冴えない印象です。名ダンスナンバー「アイ・ガット・リズム」は、不揃いなダンスで物足りません。 |
総合評価 | ◎ |
シナリオとメインキャストが良いだけに、ナンバーの力不足が惜しまれます。シナリオの問題点を指摘するとすれば、アンサンブルの見せ場を作って欲しかったことでしょうか。輸入物の難しさ、かも知れませんが。しかし、観劇後の余韻と高揚感が最高でした。 補足>2003年版を観ました。随分と中身が変わったように感じます。本コラムは、誤記を含めて若干追補・修文しました。 作品紹介第326回 クレイジー・フォー・ユー2003 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
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