ミュージカル作品紹介(第238回) | ||
モダンガールズ | ||
■劇 団 STEPS ■鑑 賞 日 平成13年7月25日(水) ソワレ ■劇 場 名 シアターVアカサカ(赤坂) ■料 金 全席指定�,500円(前売料金) ■作・演出 横山 由和 ■作 曲 上田 聖子 ■編 曲 後藤 裕二 ■音楽監修・歌唱指導 原田 裕子 ■振 付 藤井 真梨子,酒井 真也子 ■音 響 返町 吉保,天野 正邦 ■照 明 小川 修 ■衣 裳 神場 靖江 ■ヘア・メイク 片岡 晃 ■舞台監督 小谷 武 ■制 作 岩間 佳子,千葉 豊,立原 秀一 |
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キ ャ ス ト | ||
ナナシノ (照井 裕隆) 京子 (古川 恭子) みゆき (涼木さやか) 後谷 (織田 和馬) のぶこ (矢口 容子) 兵衛門 (木下 育) ヤマカン (竹本 敏彰) 綿貫 (本多 晋) 支配人 (沖田 弘二) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
記憶喪失になり、レビュー小屋の脚本・演出家後谷に拾われたナナシノ。請われるままに脚本を書いたところが大当たり。スターみゆきを擁して、絶好調かと思われた。ドジでヘマばかりの京子と心を通わせるようになったナナシノは、彼女のための脚本を書くことに。みゆきが大手劇場へ、後谷もキネマへ引き抜かれた。急遽、脚本・演出家となったナナシノは、京子を主役に大抜擢。 しかし、劇団員との関係が拗れて・・ナナシノは四苦八苦。何とか開演に持ち込んだ、その初日。ナナシノは記憶を取り戻し、逆に喪失時代の記憶を失ってしまう。彼は名門・三条家の跡取りで、気の進まない見合いを控えていた。1カ月楽しく過ごした小屋生活だったが・・。 |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ☆ | 横山氏の脚本の冴えは、まだ健在でした。レビュー小屋ブームの末期を描き、いささかレトロでモダンなシナリオです。不自然なシーン展開もありましたが、ギャグをベースに面白可笑しい物語です。 |
キャスト | ☆ | STEPSの劇団員を中心にしていますが、今回は年配の客演も迎えて、バランスの良いキャスティングでした。若手も充実し、全体に戦力強化が進んでいるようです。 |
ナンバー | ◎ | ナンバーリストがないのが残念です。劇中劇のレビューナンバーは、時代を反映してか冴えません。終盤に向かって、良いナンバーが出てくる感じがしました。良い詞もあったので、主要ナンバーは歌詞を含めてプログラムに載せて欲しいところです。 |
ステージ | ◎ | ステージの裏手をイメージした2階、稽古場をイメージした床下の1階という設定で、向かって右手に階段、左手に書斎がありました。衣裳はあまり冴えず、いかにもレビュー小屋らしい感じです。1カ月間ナナシノの衣裳が変わらないのは、違和感がありました。 天井から降るホコリと、何度も壊れる支那そば屋台が、細かい演出ながら凝っていました。 |
演 技 力 | ☆ | 照井は、これまでの印象が薄かったのですが、面白い演技をします。少し惚けた味が、シナリオに合っています。竹本・織田の暑苦しい演技が濃く、味わいがあります。木下は、持ち前の剽軽さを目一杯だしていて、愉しませてくれます。 古川は、感情の機微を表現する様子が見事です。ドジでマヌケな立ち回りを、自然に演じてみせるのが秀逸です。たかがレビュー小屋ですが、涼木には、もっとスターらしさが欲しいです。 |
歌 唱 力 | ◎ | 古川の声が、十分には生かされていない印象を受けました。ナンバーが全体に抑えめであることが理由でしょうが、フィナーレぐらいで目一杯の声を聴きたいところでした。照井は、情感を込めた滑らかな唱いをして欲しいです。二人のデュオは、まずまず。コーラスは、良かったです。 |
ダ ン ス | ◎ | ラインダンスは、足並みも揃い、とても迫力がありました(目の高さまで10回連続で上がるのは、STEPS故でしょう)。タップは、不揃いな響きが聞き苦しく、趣向の割にインパクトが弱まりました。竹本と古川を絡めての集団ダンスも面白いですが、全体にダンスも抑えめで物足りないです。 |
総合評価 | ◎ | 演技を前面に押し出した作品で、これまでのSTEPS作品とは、少し違っていました。久しぶりの劇場公演ということもあるのでしょうが、狭いステージに役者を並べ過ぎた印象です。ウリとなるはずの、歌唱とダンスが抑えめであったのが、惜しまれます。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
STEPS 事務所/東京都中野区東中野3−16−14 Tel: |
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