ミュージカル作品紹介(第236回) | ||||||||||||||||||||||||||
キャバレー[ジャパンツアー版] | ||||||||||||||||||||||||||
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キ ャ ス ト | ||||||||||||||||||||||||||
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ス ト ー リ ー | ||||||||||||||||||||||||||
第228回を参照 | ||||||||||||||||||||||||||
コ メ ン ト | ||||||||||||||||||||||||||
シナリオ | ◎ | 字幕スーパーを眺めていても、会話の流れなどが断片的で難解です。昨年のブロードウェイ(以下、B.WAY)以来1年ぶりの観劇になりましたが新しい発見もあり、楽しめました。 | ||||||||||||||||||||||||
キャスト | ☆ | B.WAY版とは全く違うキャスティングでした。通常はジャパンツアー版の方が格下だと言われますが、今回は、有名どころも動員されていたようです。アンサンブルの質は、若干B.WAY版よりも低いと感じました。 ちなみにMcArdleは、「美女と野獣」のベル役で、世界最多出演記録を持っているそうです。 |
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ナンバー | ◎ | たしかに良いナンバー群ですが、チケット代からすると割高感もありました。劇場が出来合いという理由もあり、何となく感動が沸きません。 | ||||||||||||||||||||||||
ステージ | ◎ | ステージはB.WAY版を巧くコピーしています。螺旋階段も額縁もよくできています。ただACTシアターの作りからは違和感が目立ち、B.WAYのような独特の雰囲気まで再現できていません。 | ||||||||||||||||||||||||
演 技 力 | ☆ | Petersonの演技は確かに良いものですが、前評判ほどの凄みは感じられませんでした。McArdleは、チャーミングな女優で、英語の発声が綺麗で聞き取りやすいです。長く主演女優を演じているだけに堂々とした貫禄があります。Strattonは、二枚目で立ち振る舞いが美しいです。 | ||||||||||||||||||||||||
歌 唱 力 | ◎ | McArdleは、張りのある文句なしの美声です。「Don't Tell Mama」も良いですが、「Cabaret」が最高に素晴らしいものでした。Petersonの歌唱は、声の響きは良いものの淡々として、迫力に欠けていました。AndresとRobinsonのデュオは、かなり物足りません。芝居に伴って欲しいです。 | ||||||||||||||||||||||||
ダ ン ス | ◎ | 猥雑で退廃的なダンスが売り物ですが、集団ダンスのインパクトが弱いです。とくにアンサンブルのぎこちなさがあり、McArdleやPetersonが中央で踊っていても、少しダレたように見えてしまいました。 | ||||||||||||||||||||||||
総合評価 | ◎ | 化粧は濃く、衣裳の着こなしもだらしなく、タバコは舞台で踏み消すなど、意表を突く作品だと思います。アンサンブルがもっとパワーを発揮すると観客を引き込めると思うのですが、残念ながらB.WAY版よりは見劣りしました。 ゲイあり、麻薬あり、暴力あり、多くの日本人客にはインパクトが強すぎたのではないでしょうか。有名作品という宣伝が中心でしたので、観劇後に疲労感を漂わせたカップルなどを多く見掛けました。 何よりも、チケットが高すぎます!�,000円のプログラムもボッタクリです。PLAYBILL+写真のコンテンツに、ツマラナイ対談が加わって、非常に高額です。ミュージカルそのものに失望したお客様も多かったのでは・・? |
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上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||||||||||||||||||||||||||