ミュージカル作品紹介(第212回) | ||
I Should Tell You 〜 アイシテル・・・ 〜 |
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■劇 団 歌劇団うっちゃり ■鑑 賞 日 平成13年2月12日(日) マチネ ■劇 場 名 北とぴあ(王子) ■料 金 全席自由�,800円(前売料金) ■原 作 オン・ブロードウェイ「RENT」 脚本・作曲・作詞:Jonathan Larson 演 出:Michael Greif ■脚 本 江刺 祐一 ■美術・照明 小関 英勇 ■舞台監督 最上 勇 ■音 響 野村 巧 ■歌唱指導 松田 淑子、小城 登 ■音 楽 石塚 岳春 ■訳 詞 江刺 睦子 ■衣 裳 山本 順子 ■振 付 善木 由加里 |
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キ ャ ス ト | ||
ロジャー (江刺 祐一) マーク (大木 章) ミミ (戸張 由紀) モーリーン (山本 育代) ジョアンヌ (田野 暦子) エンジェル (イソップ) ベニー (小澤 保志) コリンズ (宮本 直) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
第46回を参照。 | ||
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 「RENT」を下敷きにとありましたが、ほとんどそのままです。シーンカットはかなりされていましたし、第46回の日本語公演よりも、和訳がスマートな感じでした。考証もよくされているようで、飽きさせない良さがあります。 |
キャスト | ☆ | 真剣味のある良いキャストで、手抜きが無いのが伝わってきます。とくに英語に関しては、よく鍛錬を積んだものか、カタカナに聞こえず、ナチュラルに近いスピーキングでした。ダンスも☆です。 |
ナンバー | ◎ | 原作が良いので、とくにコメントすることもありません。「SEASON OF LOVE」が大好きなナンバーです。「WILL I?」も良かったです。 「YOUR EYES」は、ハイライトナンバーなので、もう少し見事に歌い上げて欲しかったです。エンジェル退場のナンバーを落としたのは、残念です。 |
ステージ | ◎ | 原作並みの豪壮さは望むべくもありませんが、シンプルなステージでした。テーブルだけは、もう少し良いものを使って欲しかったです。観ていて、何度かハラハラしました。衣裳には、強い拘りを感じました。 |
演 技 力 | ☆ | 大木と江刺が、良い味を出しています。大木のトークは格好いいですが、やや舌がもつれる印象でした。原作では影の薄いベニーも、小澤が個性を出していました。 戸張と田野も、目線・表情ともに巧く、堂々とした演技でした。山本は、少し売れっ子らしい雰囲気が欲しいです。 |
歌 唱 力 | ◎ | 半端に日本語を交ぜるよりも、英語に徹して良かったのでは、と思います。英語だけでも十分に歌える技量があります。 田野のソウルフルなソングが良かったです。戸張は美しい声でしたが、やや声量不足に感じました。胸マイクがあると良かったでしょう。安達の声も綺麗で、情感がよく籠められていました。山本と武智も、良い声でした。 |
ダ ン ス | ◎ | 振付を担当したという善木は、スラッっとした肢体で、メリハリのある綺麗なダンスをしていました。田野ともう一人(名前照合できず)のダンスも印象に残りました。山本のダンスシーンが、もっと欲しいです。 |
総合評価 | ☆ | RENTは意味不明と語っているような人に、是非観せたい秀作でした。オリジナル作品でも十分に耐えうるキャストだと感じましたので、次回作はオリジナル脚本で勝負して欲しいです。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
歌劇団うっちゃり 事務所/Tel:0 |
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