ミュージカル作品紹介(第155回) |
2135 〜ミレニアムヴァージョン〜 |
■劇 団 劇団そら天空組 ■鑑 賞 日 平成12年5月4日(日) マチネ ■劇 場 名 ルネこだいら・中ホール(小平) ■料 金 全席自由�,800円(前売価格) ■脚本・演出・作詞 浅井 星光 ■作 曲 山本 ヒロアキ,山浦 幹子 ■振 付 チャチャ遠藤,水口 徳峰 ■殺 陣 高家 班 ■TAP振付 HIDEBOH ■美 術 吉原 千鶴子,菊池 美雅,中村 友美 ■歌唱指導 常木 香苗 ■音 響 西田 実 ■照 明 横田 元一郎 ■舞台監督 中杉 雄一 ■監 修 浅井 恵子 |
キ ャ ス ト |
マヤ (浅井 星光) ミキ (赤木茉紀子) イクシマ/モン(谷門 進士) キング (寺沢 俊彦) イザベラ (吉原千鶴子) トーキー (車田 梨絵) 風 (薗田 法拳) 涼 (原口 夏海) 純 (猿谷 英子) 火 (兒玉 淳) アキラ (菊池 美雅) ほか多数 |
ス ト ー リ ー |
第71回「2135」のリメーク再演 |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 登場人物を追加し、ストーリー全体が分かりやすく整理されていました。とくに二幕の展開が格段に向上し、初演での不可解な部分が解消されていました。 |
キャスト | ◎ | メインキャストの質は前回以上に高く、ゲストダンサーのレベルも変わらず高いものでした。子供たちのムラは依然として気になるところです。 |
ナンバー | ◎ | テーマ「時の記憶」を何度もリプライズして、巧く印象づけてきました。ダンスナンバーが多いので、他に記憶に残るコーラスナンバーは少ないです。 |
ステージ | ☆ | 劇場が広くなったにも関わらず客席右後方・左後方のミニステージが設けられたため、かなり客席からは見えにくくなりました。縦長劇場には少し適さないでしょう。衣裳はよく洗練されており、小道具も前回以上に良く成っていました。 |
演 技 力 | ☆ | 浅井は見せ場が増え、よく舞台をリードしています。赤木が前回に続いてよく相対していました。レジスタンス役は巧い俳優と、そうでない俳優が半々という印象です。吉原・寺沢・谷門も、よくステージを纏めていました。 |
歌 唱 力 | ◎ | コーラスは響きがよく、フィナーレを含めて強く印象づけられます。もう少しコーラスナンバーが増えてくれると良いのですが・・・。数少ないソロ「決意」はシンガーの力みすぎで、今ひとつだったのが惜しまれます。 |
ダ ン ス | ☆ | ダンスナンバー「マント」「ライフル」は迫力が増し、手前にゲストダンサーを配置したこともあって、よく揃って見えました。ゲストダンサーのウチでは山本が目立ちました。キャストでは赤木が浅井に合わせる形で、いい雰囲気でした。あとHIDEBOH仕込みのタップもありました。 また殺陣は目を見張るものがあり、とくに浅井の立ち回りが見事です。谷門はコミカルさを押し出したこともあり、物足りませんでした。 |
総合評価 | ☆ | シナリオが再構成されたことが一番に素晴らしく、全体的に完成度が向上していました(昨年の脚本は10日で書いたが、今回の手直しに3か月掛けた、とありました)。劇場が大きくなりましたが客入りもよく、カーテンコールでのファンサービスなどもお勧めです。 内容盛り沢山のプログラムは、もう少し見やすさ読み易さを考えて貰えると良いですね。今回はナンバーリストも掲載されていました。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
||
ア ク セ ス | ||
劇団そら天空組 事務局/東京都新宿区下落合3−14−16 Tel: |
||