ミュージカル作品紹介(第71回) | ||
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■劇 団 劇団そら天空組 ■鑑 賞 日 平成11年4月4日(日) マチネ ■劇 場 名 国際交流フォーラム(溜池山王) ■料 金 全席自由�,800円(前売価格) ■脚本・演出・作詞 浅井 星光 ■作 曲 山本 ヒロアキ,山浦 幹子 ■振 付 チャチャ遠藤,水口 徳峰 ■殺 陣 高橋 伸稔 ■TAP振付 HIDEBOH ■美 術 吉原 千鶴子 ■歌唱指導 常木 香苗 ■衣 裳 岩崎 晶子,野口 剛史,水島 亜美 ■音 響 西田 実 ■照 明 横田 元一郎 ■舞台監督 中杉 雄一 ■監 修 浅井 恵子 |
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キ ャ ス ト | ||
マヤ (浅井 星光) ミキ (赤木茉紀子) イクシマ/モン(谷門 進士) キング (徳井 徹) イザベラ (吉原千鶴子) トーキー (吉田 恵) 風 (室井 弘彰) 涼 (原口 夏海) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
争いの絶えない世界から争いを消し去るべく、完全平和主義者キングは父イクシマ博士とともに動物兵器による世界統一を成し遂げた。世界の指導者たちには人工知能チップを埋め込んで服従を誓わせ、自らは司令塔エデンに住まい、エリート集団・シークレットNO.を創設した。しかし・・・キングはいつの間にか邪悪な独裁者に成り下がっていた キングの妹であるNO.01マヤは、イクシマの命令で末妹NO.00ミキをエデンから連れ出し、番外地へと逃亡した。番外地にはエデンの住民に臓器を提供するためのクローンたちが暮らし、指導者モンの下でレジスタンスが組織されていた。やがて、エデンからの追っ手が迫ってくる |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | ファミリーミュージカルと位置づけるには少し難しい内容でした。いろいろな伏線がありながら、生かし切れなかったものも多く、もう少し整理して欲しいところでした。 |
キャスト | ◎ | メインキャストの質は高く、ダンサーのレベルも高いものでした。子供を参加させるため、ちょっとムラが気になるところです。 |
ナンバー | ○ | とくにコメントすべきナンバーは見当たりませんでした。エンディング「時の記憶」は、俳優でない女性が唱ってしまったのが残念です。 |
ステージ | ☆ | 客席正面のメインステージと、客席右後方・左後方のミニステージが設けられていました。メインステージは中央にモニュメントがあり、左手にはちょっとしたバルコニーがあるシンプルな構成でした。衣裳は視覚に訴える鮮やかなもので、小道具も洗練されていました。 |
演 技 力 | ☆ | 浅井のメリハリある演技は素晴らしく、谷門の少し惚けた演技もなかなかです。メインキャストは風格ある演技力を示し、迫力があります。超能力を表現する演技はよく練習したらしく見事でした。 |
歌 唱 力 | ○ | 歌われるナンバーは少なく、やや物足りない感じでした。 |
ダ ン ス | ◎ | ダンサーが本格的で、小道具を使っての集団プレイなど優れていました。殺陣も綺麗に決まり、やや甘いのも目立ちませんでした。タップは揃って居らず、少し欲張りすぎた感じがしました。 |
総合評価 | ◎ | もう少しナンバーと歌唱力の充実を図ってくれると、もう一段パワーアップすると思います。それとストーリー仕立てが難しすぎるので、もう少しすっきり構成し直して欲しいです。台本はわずか10日で書き上げていると紹介していますけど・・・。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団そら天空組 事務局/東京都新宿区下落合3−14−16 Tel: |
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