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ミュージカル作品紹介(第77回)
アスペクツ・オブ・ラブ
■劇  団 劇団四季
■鑑 賞 日 平成11年5月7日(金) ソワレ
■劇 場 名 四季劇場[秋](竹芝)
■料  金 全席指定 S席9,000円(会員割引)

■原  作 オン・ブロードウェイ「アスペクツ・オブ・ラブ
 原  案:デビッド・ガーネット
 作  曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
 作  詞:ドン・ブラック,チャールズ・ハート
 編  曲:デビッド・カレン,ラリー・ウィルコックス
 美  術:フランチェスコ・ジィト
■翻訳・演出 浅利 慶太
■照  明 沢田 祐二      ■振  付 加藤 敬二
■舞台監督 佐々木 久寿
キ ャ ス ト
ローズ    (保坂 知寿)   アレックス  (石丸 幹二)
ジョージ   (光枝 明彦)   ジェニー   (堀内 敬子)
ジュリエッタ (井料 瑠美)             ほか多数
ス ト ー リ ー
 弱小劇団の女優ローズは、年下の男性アレックスに出会った。彼はローズをピレネー山麓の山荘へ誘ったが、そこは叔父ジョージの持ち物だった。無断使用を怒りに来たジョージは、ローズに亡妻の面影を見つけて恋に落ちたのだった。やがて仕事を理由に立ち去るローズ、徴兵されるアレックス。
 2年後の特別休暇でジョージを尋ねたアレックスは、ジョージの情婦となったローズに再会する。彼女の不実を詰り、銃で負傷させたアレックス。ジョージは元愛人ジュリエッタの所へ身を引いたが、ローズはアレックスを捨て、ジョージを追いかけてきてしまった。結ばれる二人、かわいい娘ジェニーの誕生。それから12年後、兵役を解かれたアレックスは再び想い出の山荘を訪ね、ジョージ一家と楽しく暮らすことになった。しかしジェニーが15歳に成った夜・・・
コ メ ン ト
シナリオ 激情性色魔アレックスと、自己中心的幸せ者ジョージの、三角・四角関係をサラっと描いた名作です。とくに一幕で細切れシーンが多いので気になりますが、シーン展開するテンポが良く、実質120分で収まっているのは◎です。
キャスト さすがは四季・・・という水準です。
ナンバー 全編を通して流れるメインの旋律、単調で繰り替えされるセリフ調ナンバー。どうもウェバーの手慣れた手法は好きになれません。
ステージ 幕をスクリーンに利用したシンプルなステージ構成です。セットも衣裳もあまり金が掛かっていない感じがします。度々のシーン転換に、長い暗転、意味もなく左右からすれ違う垂れ幕・・・今ひとつな感じがします。
演 技 力 メインキャストはまずまずです。強いて上げれば石丸が良かったですが、保坂がパッとしないのは残念でした。少女から女の子に成長する役回りの堀内は、もう少し子どもらしい演技を追究して欲しいです。
歌 唱 力 堀内は伸びが不足がちながら訴え掛けるような見事な歌唱を見せます。保坂は最後の最後だけ彼女らしい高らかな歌声を聞かせます・・・勿体ないです。石丸は全体を通して淡々と謳います。よく響くテノールなんですが、感情が伝わってきません。ラストナンバーでの「いつか…」だけ素晴らしかったです。
ダ ン ス フラメンコ・ワルツ・サーカスいろいろ趣向はありますが、やや物足りません。石丸堀内のペアで見せ場があると楽しいのですが、どうなんでしょうか。
総合評価 看板女優保坂を使っての手慣れた演出でした。作品の質なのか、浅利さんの熱意の不足か、はたまたキャストの相性か、なんとなく力不足に感じました。かなりおまけの◎。主題は良いのですから、もう少しコントラストを付けた作品に仕上げて欲しいです。
コラムを書きました「アスペクツ・オブ・ラブ
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団四季
 事務所/横浜市青葉区あざみ野1−24−7   Tel:
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