ミュージカル作品紹介(第62回) | ||
Bill and Sally | ||
■劇 団 ActressTheater ■鑑 賞 日 平成11年2月20日(土) ソワレ ■劇 場 名 ウッディシアター中目黒(中目黒) ■料 金 全席自由�,500円(当日料金) ■演出・音楽 和泉 恵美 ■脚 本 藤井 笑璃 ■照 明 高久 勝 ■音 響 石井 健太郎 ■舞台美術 鈴木 香奈 ■衣 裳 椙山 真由美 ■振 付 吉沢 佳恵,矢澤 玲子,西田 香織ほか ■小 道 具 鈴木 香奈,高野 敦子 ■制 作 平野 えみこ,北里 美織子 |
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キ ャ ス ト | ||
ビル (鈴木 香奈) サリー (矢澤 玲子) マリア (岩津 桂子) ジョン (市川 恵子) ジャッキー (平野えみこ) ジェラルド (高野 敦子) パーチェスター(八森 久美) ヘザーセッド(土居ノ内園子) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
ロンドンの下町に育ったビルは、さる名門伯爵家当主の落とし種。その当主が死んで唯一の相続人となったビルは、恋人サリーを引き連れて伯爵家に乗り込んだが・・・叔母に当たるマリア公爵夫人や従兄姉たちとの反対されて、仲を引き裂かれてしまう。マリアの幼友達のジョン卿は、サリーのいじらしさに感動して、弁護士パーチェスターや執事ヘザーセッドを巻き込んで、ある計画を思い立つ ビリーを一流紳士に仕立てようとマリアは躍起になるが、ビルは全く何処吹く風。表向きはマリアの指示に従って見せるビルは・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ☆ | 乞食同然の男の子が、一夜開けて大金持ち・・・という月並みなプロットながら、ここまで明解に、かつ愉快に仕上げるのは脚本家の見事な腕です。もしかして、原作があるのでしょうか? |
キャスト | ☆ | 上流階級を見事に演じるキャストの冴えが輝きます。執事や使用人たちも上手に演じきっていて違和感を感じさせないところです。全て女優で演じるため、男役の配分が難しいようでした。 |
ナンバー | ◎ | 「The Lambeth Walk」「an English Gentleman」がお勧めです。ただし単調な旋律が多く、パッとしないナンバーが多いように感じました。 |
ステージ | ☆ | 壁紙や絵画、家具など調度品にかなり手間を掛けています。ガラス扉をビニールシートで表現するところも凝っています。それでいて派手すぎず、すっきりしています。1ステージで全てのシーンを表現するところは見事な演出です。衣裳は実に立派で予算を掛けているのが分かります。 |
演 技 力 | ☆ | 全体として纏まりのある演技を見せてくれます。鈴木はややオーバーアクション気味で浮き加減、矢澤もやりすぎな感じがしますが、終盤での大化けが見物でした。八森・土居ノ内・平野も落ち着いた演技を見せてくれました。 |
歌 唱 力 | ◎ | 矢澤は伸びがあり、艶やかな発声を聞かせてくれます。平野もまずまずでした。鈴木は少し歌唱力が落ちるでしょうか・・・男声は少し厳しいかも知れません。 |
ダ ン ス | ○ | 軽いものが中心で、とくにコメントすべき点はありません。 |
総合評価 | ☆ |
男役に比較的男顔のキャストを配し、化粧薄め、目張りなし、だったためヅカ亜流とはひと味違いました。しかし、これだけの質の高さで1,500円は超お得です。かなり俳優さんの持ち出しになっていることでしょう。その努力を労って、少しオマケの☆。劇場は思いっきり狭く、一部立ち見が出た模様です。 補足>本作の原作は、第334回「ミー&マイガール」だったようです。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
ActressTheater 事務所/東京都昭島市つつじが丘3−2−4−1104 Tel:0 |
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