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ミュージカル作品紹介(第49回)
パパは家族の用心棒
■劇  団 劇団ふるさときゃらばん
■鑑 賞 日 平成10年12月10日(木) ソワレ
■劇 場 名 シアターアプル(新宿)
■料  金 全席指定�,800円(前売価格)

■原作・演出・装置・脚本 石塚 克彦
■脚  本 纐纈 俊郎,荒木 恵美
■振  付 天城 美枝      ■音響効果 犬飼 祥二,石川 司
■照  明 武居 志左子     ■音  楽 寺本 建雄
■小 道 具 安田 由美      ■衣  裳 劇団衣裳部
■舞台監督 村山 光喜,ユージン 原
■制  作 大内 義信,劇団制作部
キ ャ ス ト
新井幸次郎  (小山田錦次)   神野政嗣  (五城目大五郎)
神野可奈子  (税田 幸子)             ほか多数
※キャスト構成が公開されていなかったため、分かりません
ス ト ー リ ー
 JA組合長の幸次郎はカントリープロダクトセンターなる構想をブチ上げたが、企画倒れで多額の借金を作ってしまった。センターは閉鎖され幸次郎は辞職したが、センターにテナントとして入っていた娘可奈子と婿政嗣夫婦も莫大な借金を背負うことになった。可奈子は本業の時計屋では借金が返済できないと決意をして、何でも屋を開業。商店街活性化にも一役買って繁盛していた。人が良いだけの政嗣は戦力に成らず、若い長女夫婦にも手伝わせたのだが・・・
 長女は山奥で畑を耕すと言い出し、長男は学校で不良仲間と悪行三昧、次女は柔道部のコーチに失恋して家出をする始末。娘夫婦に邪険にされた幸次郎は、伝来の田畑を処分して豪華客船で世界一周などと・・・優柔不断な政嗣は、可奈子の心配を余所にあらぬ方向へ話を運ぶのだった
コ メ ン ト
シナリオ 展開は明瞭だが、割り込むエピソードに意味不明なもの、余分なものが多くてすっきりしません。訴えたい点をはっきりさせるため、枝葉を整理するべきでは?。
キャスト キャストは面白い人材が集まっているようだが、肝心のシナリオが足を引っ張っている感じです。
ナンバー スッゴクゴージャス」「フィナーレ」がお奨めです。ただ野暮ったい感じは拭えません。いくら農村がテーマでも、もう少し工夫がいるところでしょう。
ステージ 時計屋の店舗と、山小屋&畑をイメージしたセットに整理されています。店舗のセットはゴテゴテしすぎて見苦しい感じがします。もう少し整理しても雰囲気は出せるのでは?
演 技 力 田舎者をやらせたら実に填る感じでした。化粧や衣裳の工夫もありますが、実に自然に捉えることができました。
歌 唱 力 ほとんどコーラスでしたが、パート分けも良く、聞きごこちも良いものでした。ナンバーとの兼ね合いだと思いますが、少し歌いにくそうな感じがしていましたね。
ダ ン ス ワッショイ、ワッショイという感じの楽しいダンスでした。もう少しバリエーションがあっても良かったかなと思いますが、纏まりがあって良かったかも。
総合評価 前回の観劇(第3回参照)に比べると格段に素晴らしい感じがしました。劇団の野暮ったい雰囲気を生かすには、やはりサラリーマン物よりもカントリー物の方が適しているかも知れません。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団ふるさときゃらばん
 事務所/東京都小金井市本町6−5−3    Tel:0423-81-6721
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