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ミュージカル作品紹介(第48回)
Cross Out Neo
聖 女 伝 説
■劇  団 劇団未来良夢
■鑑 賞 日 平成10年12月5日(土) ソワレ
      平成10年12月6日(日) ソワレ
■劇 場 名 中野ザ★ポケット(中野)
■料  金 全席自由�,000円(前売価格)

■原作・演出 大杉 良     ■作曲・音響 佐々木 華音
■脚  本 藤城 真理子    ■舞台美術 寺岡 崇
■照  明 金子 修樹     ■衣  裳 国川 直樹
■振  付 米川 毅,槫松 史江
■殺  陣 マー坊,デー坊,藤井 厚
■舞台監督 小沢 真史     ■制  作 劇団未来良夢制作部
キ ャ ス ト
ガイ     (マ ー 坊)   ミゼル    (マ リ コ)
ジル     (植松 りか)   ルシア    (長谷川 愛)
ジーナ    (長谷川裕子)   キャリー   (清水 志緒)
ライリー   (厚木 一葉)             ほか多数
ス ト ー リ ー
 核戦争ののち人類は三分の一にまで減少した。人々は争いに倦み、世紀末コンピュータマリアの指示の下、秩序ある世界作りを目指した。しかし聖女が出現して世界を救済するという噂が広まり、聖女の集まりを自称する管理集団が結成された。その名はFACE、全ての人間をコンピュータに登録して感情をコントロールしようとするその組織は、人間をランク付けしてランク別管理を始めていた
 登録制度に反対した人々はレジスタンスを組織し、FACEの管理に抵抗を続けるものの、劣勢だ。ガイらは直接本部に乗り込んで対決を挑む。そこで、ガイが出会ったルシアは、FACEのリーダーだったが・・・
コ メ ン ト
シナリオ よくある世紀末英雄伝説に、人類登録システムと聖女集団FACEをミックスしたアイデアは奇抜です。感情移入もしやすいストーリー運びです。
キャスト FACE隊員であるアンサンブルに性格付けが不足していました。もともと個性のあるキャストがいるのですが・・・勿体ない感じです。
ナンバー レジスタンス」「子守歌」「聖女」がお奨めです。実はもう一本しかありません。ミュージカル路線を目指すにはナンバーの充実も必要です。
ステージ 中央に据えたシンプルな階段と、床をくりぬいて作った空間を上手に活かしていました。あとは客席中を元気に走り回る・・・のが楽しいです。FACEの衣裳は斬新でした。
演 技 力 FACE隊員はよく揃っていましたし、動作も機敏で見ていて気持ちがいいです。対するレジスタンスはややまとまらない感じがしました。
歌 唱 力 パートを上手に唱い分けていないのが問題ですね。コーラスも、歌が下手なキャストは口パクでしたので、迫力不足でした。
ダ ン ス 殺陣を取り入れた小気味良いダンスが随所に盛り込まれていました。突きやケリも大味でない真剣味あふれるもので素晴らしかったです。
総合評価 シナリオは練られていたのですが、キャスト分だけの性格付けが不足したのが残念です。ナンバーももう少し増やして、歌唱力も補ってくれればと思います。ストレートプレイとしては☆です。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
本公演ではチケットを18枚プレゼントしました(大盤振る舞いです)
ア ク セ ス
劇団未来良夢
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