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ミュージカル作品紹介(第50回)
Funk-a-Step
■劇  団 S.C.NANSHO(南青山少女歌劇団)
■鑑 賞 日 平成10年12月18日(金) ソワレ
■劇 場 名 PARCO劇場(中野)
■料  金 全席指定�,000円(前売価格)

■演出・脚本 小野真一       ■音  楽 梶浦 由記
■振  付 HIDEBOH,MAKI,TETSU
■美  術 土屋 茂昭       ■照  明 源河 新一
■音  響 今村 太志       ■舞台監督 深見 信生
キ ャ ス ト
阿部優子   (千葉 紗子)  工藤マミ   (十川貴美子)
波賀珠子   (武田 未帆)  永井 燐   (鶴水 瑠衣)
 吉野紗香   (吉野 紗香)  ステップV世(HIDEBOH)
                          ほか多数
ス ト ー リ ー
 NANSHOの若手劇団員のマミたち4人組は、古株の先輩三人衆に苛められつつも、真面目にレッスンをこなしている。しかし外へ飛び出さなくては有名になれない・・・TV番組P−STOCK(正真正銘の本物)のアイドル吉野紗香と歌を競い、勝てれば即日デビューという企画があると聞き、4人組で出場を決めたのだが・・・決め技が見つからない
 占い好きの燐に任せてみれば、彼女たちの寮内に怪しいズボラ星人ステップV世たちが登場し、Funk-a-Stepという不思議なタップを伝授してくれることになった。ズボラ星人たちは移住可能な星を探し求めているが、感情を素直に表現しない地球人の星には住めないと嘆く・・・。ともかくFunk-a-Stepを身につけたマミたちはオーディションにも合格したが、紗香は手強い相手だ
コ メ ン ト
シナリオ シンプルな割にはよく分からないシナリオです。100%おちゃらけ路線なら楽しい作品になりますが、ズボラ星人が世の中を嘆いたり、一人が死んだり・・・と意味不明な展開が勿体ないと思いますね。
キャスト 芝居はクサいがダンスは上手な娘が集められている感じです。
ナンバー ナンバーはあまり登場しませんでした。音楽は盛り沢山なのですが・・・
ステージ ベースステージはシンプルなのですが、小道具や衣裳がゴテゴテしているのですっきりしません。もう少し小道具は整理し、華美な装飾も少な目にして欲しいです。スモーク、フラッシュの多用しすぎで興ざめします。ボリュームも高すぎて嫌気がさしますので、節度あるステージ作りを心がけて下さい。
演 技 力 クサさをメインで押し出しているので、演技力の評価は難しいですね。真剣に取り組んでいる心情は伝わってきますが、パッとしないのが残念です。HIDEBOHの演技はなかなか面白いものでした。
歌 唱 力 ナンバーが少ないので、何とも言えません。千葉十川はもっと歌えるはずなのでしょう。有名なチャイドルだという吉野の歌もパッとしませんでした(ファンの方、ごめんなさい!)。
ダ ン ス HIDEBOHのタップは☆ですが、全体では揃っておらず拙いできでした。ちょっと独りよがりな雰囲気があり、観客席から見ているとつまらない気もします。前作の方がスッキリしていましたね。
総合評価 ちょっと厳しいところですが、ミュージカルとしては○。タップに絞り込んでショーにするなら◎でしょうか。南少さんも不可解なことを始めましたね。レベルの向上に期待します
それから・・・Funk-a-Stepを自分たちで持ち上げすぎるのも問題ですね。少し謙虚にならないと客が離れます。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
S.C.NANSHO(南青山少女歌劇団)
 事務所/東京都港区南青山2−6−20   Tel:
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