ミュージカル作品紹介(第47回) | ||
サクセス・ストーリー | ||
■劇 団 STEPS ■鑑 賞 日 平成10年12月6日(日) ソワレ ■劇 場 名 シアターアプル(新宿) ■料 金 全席指定�,000円(会員価格) ■脚本・演出 横山 由和 ■音楽監修・歌唱指導 原田 裕子 ■編 曲 後藤 祐二 ■振 付 酒井 麻也子 ■照 明 比企 国明 ■音 響 竹村 清 ■衣 裳 兼松 菜都美 ■ヘアメイク 馮 啓孝 ■舞台監督 小谷 武 ■製 作 鳥井 奈穂子,畑中 由紀子 ■プロデュース 岩間 佳子,大橋 文 |
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キ ャ ス ト | ||
桜町竜子 (井上 珠美) 胡桃みるく (古川 恭子) 芹川そのみ (荒井美乃里) 匠猛 (伊藤 彰) ユリ/マリ (三浦丘美子) 須永 (タイロン橋本) 宮城舞 (樋口智恵子) 沼田 (橋本 隆之) 大葉 (永井 三稀) さゆり (涼木さやか) クレイジーギャング(笠之坊 晃,織田 和馬,山川 裕大) スペード(川村 絵良,佐藤 千花,長島 博美,澤田 夏子)ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
現役高校生にしてプロダクション社長を務めることになった舞。プロダクションに乗り込んだものの、主力タレントは残って居らず、演歌歌手竜子,童謡歌手みるく,ロック歌手そのみの三人しか残っていない。売れない三人をセットにしてグループザ・サクセスで売り出すと宣言した舞なのだが、、、不良マネージャーの須永も乗り気でない チームワークばらばらだった三人も、地方巡りで経験を重ね、たらし歌手の匠のお陰で結束が固まり、かつて名マネージャーだった須永も本気を出し始める。ドラマの主題歌に採用されるというアクシデントもあって、名が売れ始めたザ・サクセスは・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 設定がとにかく笑えます。ストーリーそのものは単調ですが、むしろすっきりして分かりやすい内容です。匠を絡めた話とユリ/マリ&須永の話は、どちらか一本に絞って欲しいです。 |
キャスト | ☆ | いずれも楽しいキャスト構成でした。難を言えば、古川以外は全団員が脇役だったことです。もう少しプロパーに拘っても良いのでは? |
ナンバー | ☆ | 「ここしかない」「ビリーブ」「ゼロから」「ファミリー」がお奨めです。「星に願いを」「聖夜」など名曲を組み入れているため、若干オリジナルが色褪せるのは残念です。 |
ステージ | ☆ | STEPSらしい概ねシンプルなものでした。劇場の天井が低いので、少し高さが厳しい感じがします。小道具もすっきりとしていました。 |
演 技 力 | ◎ | 意識的にクサい感じを出していたのが素晴らしかったです(もちろん褒めてるの)。古川と樋口が良かったですね。とくに樋口は17歳でも一歩も引かない度胸にも優れています。アンサンブルですが、劇団員によるクレージーギャングは☆、スペードは◎。 |
歌 唱 力 | ☆ | 井上、荒井、古川はいずれも歌唱力に優れています。一幕では合わない歌い方を、二幕では調和のとれたコーラスを聴かせてくれました。伊藤もプロミュージシャンだけに本当はすごいのだろうな(まともに歌える機会がなかった)。 |
ダ ン ス | ◎ | 今回は派手なアクションが少なかったので、STEPSらしさが、あまり伝わってきませんでした。ちょっと残念です。 |
総合評価 | ◎ | キャストの選択が良いこともあり、全体的にレベルの高い作品に仕上がっています。シナリオの力不足も演出がカバーしているようですから、あとは劇団員プロパーでの再構成に期待します。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
STEPS 事務所/東京都中野区東中野3−16−14 Tel: |
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