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風景印の楽しみ方
5.整理の工夫

 “局メグ”や郵頼で集めた風景印を、どのようにまとめるか、整理方法を考えてみましょう。
(1)使用開始日の“初日印”で集める。
(2)自分の住んでいる県のみとか、興味のある地域だけを集めるといった
   “県別・地域別収集”にする。
(3)城、航空機、花など、テーマを決めて“図案別”に集める。
(4)新しく切手が発行されるとき、その関連ある図案の風景印を押す。
(5)エコーはがきや絵入りはがきの図案とマッチしたものを集める(下図)

図5 エコーはがきの広告と風景印の図案がマッチしている(山口県・門司局)

 このような、一般的に楽しまれている集め方以外にも、同じ局名の図案や、1つの局の風景印の変化をたどってゆくなど、ユニークな集め方をいろいろ工夫するのもいいでしょう。最初に収集のテーマを決めれば、集める風景印も絞り込むことができ、時間的に経済的にもラクになります。
 収集テーマも決まり、郵頼先も決まったら、早速実行に移します。局によってはなかなか返送されない場合もあります。1か月近くになっても戻ってこなければ、問い合わせてみたほうがよいでしょう。

図7 県別収集を整理した例。切手貼台紙で押印した風景印を同様にまとめるのもよい

 こうして、郵頼でできた重品は、同じように風景印を集めている人と交換します。本誌にも会員相互の「交換コーナー」がありますので、適当な交換相手が見つかれば、連絡してみましょう。そして、ある程度集まったら、今度はアルバムに整理します。アルバムは、方眼の入った「ボストーク」の標準リーフが使いやすいでしょう。
 一例として、県別収集を整理すると、左図のようになります。台紙に押印したものを、適当な大きさに切って使用するとよいでしょう。このリーフでは、はがきに押印したものをカットして使用していますが、これは個人用と割り切った場合で、重品として保存するときにはカットしない状態が一般的です。
 図案テーマ別は、県別収集と同じ要領でまとめればよいのですが、花であれば、花の種類別にするとか、城であれば、城郭とか城跡といったように細分化すれば、広がりが増してゆきます。

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