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風景印の楽しみ方
4.自宅で集める「郵頼」

 この要領で、近くの“局メグ”が終わったら、今度は旅に出かけてみます。旅先での集印は思い出に残り、楽しいものです。その時の写真などと一緒に整理しておけば、一層思い出深いものになります。しかし、最近は週末の土曜、日曜日と郵便局も連休となり、時間的制約が多いので、集印もままなりません。
 となれば、出かけないで集印してみることを考えましょう。それは便局に手紙で押印を依する方法で、これを郵頼と呼んでいます。
 郵頼する場合、1〜2枚頼んだのでは、郵便料金が高く、割高になるので、1回に4〜5枚くらい依頼し、重品は交換用として残しておくとよいでしょう。郵頼はできるだけ相手の郵便局に迷惑や手数の掛からないようにするのがルールです。無理な注文は控えるように心がけて下さい。

図4−1 郵頼に必要なもの

 郵頼の準備ができたら、次は資料探しです。以前は、風景印が新しく使用されるたびに、官報に告示されていましたが、1989年(平成元)6月1日からは、変形風景印の使用局以外は告示されないことになりました(現在は、変形風景印の使用でも告示されなくなりました)ので、いま一番に役立つ資料は、近々、日本郵趣出版から発行される新版の風景スタンプ集です。戦後に使用が開始された風景印の図案と簡単な図案説明がついていて、郵便局の所在地も掲載されているので、これはぜひ揃えたいものです。そして、新しく使用開始される風景印の情報を得るために、週刊速報紙の郵趣ウィークリーがあれば完ぺきです。

図4−2 郵頼に必要なもの
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