ミュージカル作品紹介(第337回) | ||||||||||||||||||||
音楽劇/叱られ坊主 〜 サトウハチロー物語 〜 |
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キ ャ ス ト | ||||||||||||||||||||
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ス ト ー リ ー | ||||||||||||||||||||
ハチローは、作家・佐藤紅緑の長男として、東京に産まれた。中学落第で転校を繰り返し、父に勘当されて、父島へ送られる。同行した客人福士から詩や文学を習い、雑誌や新聞に詩を発表するようになる。弟を連れて別居していた母ハルに物足りなさを感じつつも、理想の母を求めて多くの詩を書いたという。戦後に「リンゴの唄」や「長崎の鐘」が大ヒットし、「ちいさい秋みつけた」なども好評を博した。 自ら主宰した詩の朗読会「木曜会」の英雄・政子・学が集まり、ハチローの人となりを明らかにしていく。 |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | ミュージカルではなく、純粋に音楽劇でした。何度もハチローの詩を朗読するシーンがあり、その合間に彼のエピソードを加えていく感じです。後半はハチローの独演会となって、非常に疲れました。120分の上演時間ですが、休憩が欲しいです。 キャストの台詞に、他のキャストが相づちを入れることが多く、諄く聞き苦しいです。 |
キャスト | ☆ | ストレートプレイ系のキャスティングですが、それだけに芝居が巧いです。童謡のコーラスには、本格的な歌唱力を問われないため、支障を感じませんでした。 |
ナンバー | ◎ | 「もずが枯木で」「長崎の鐘」「ちいさい秋みつけた」「ちいさい母の歌」「かわいいかくれんぼ」などが歌われました。 |
ステージ | ○ | 後方にバンドが陣取り、左手側にテーブルと座椅子が置かれていました。後半には、木曜会のメンバーが椅子に座ったままとなり、ハチローの一人舞台が不自然に展開されました。 |
演 技 力 | ☆ | ハチローをよく知りませんが、櫻井は濃いキャラクターを演じていました。汗振り乱して、熱弁を揮うさまには圧倒されます。子供のような表情作りも巧いです。高橋は激しい口調で力強く、服部にも魅力を感じます。真樹は、開明的な女性の雰囲気が出ていました。松尾は、半端な狂言回しでした。 |
歌 唱 力 | ◎ | 詩の朗読や合唱は、ごく普通に歌われました。吉岡が英語ソロ「アニーローリー」を歌ったのが唯一のソングナンバーです。 |
ダ ン ス | ○ | 木曜会のメンバーが「かわいいかくれんぼ」で見せたダンスが唯一でした。かなり唐突な登場でしたが・・。 |
総合評価 | ◎ | 我々の世代では、サトウハチローがそれほど偉大な作詞家という印象がなく、意識を共有しにくい作品でした。有名な詩は多いものの、彼の変人ぶりを強調し、人間ハチローを見せることの重要性は何なのでしょうか? 童謡で味付けしてあっても、難しい芝居でした。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
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