コ メ ン ト | |
シナリオ | ミュージカル化が先行し、その後に映画化された、珍しい名作です。楽しく歌う情景のイメージが強いですが、二幕以降で反ナチス思想が主題であることに気づかされます。 原案の小説は、著者マリアの回顧録で実話とのことです。ミュージカル化にあたっては、かなりの潤色がされているそうです。 |
キャスト | 大人達はオペレッタ劇場のベテランということで、安定した演技力を発揮していました。子役達も、素人っぽさは見せず、可愛らしく演じていました。 |
ナンバー | 「ドレミの歌」「私のお気に入り」「エーデルワイス」など美しいナンバーが並びます。 |
ステージ | 大佐邸、修道院などのセットが登場します。作り物さが目立ちますが、まずまずの雰囲気を出しています。白スクリーンを使った背景の切替などもあり、シンプルでした。衣裳は、チロリアン風の本物らしさがありました。 |
演 技 力 | ホリディの若々しい演技が印象的です。実年齢よりも随分と若い役ですが、自由奔放な家庭教師という味を巧く出しています。ヘルベルグは堅い父親役が板に付いていますが、カーテンコールで子役達を送り出す柔らかい笑顔も印象的です。劇場監督・演出家・助演であり、音楽指揮もこなすというマルチタレントのようです。リーデラーは、終盤に向けて存在感の出る演技をしていました。 |
歌 唱 力 | 子供達のコーラスが、綺麗なハーモニーを保っていました。ホリディのリードが巧いこともあります。ヘルベルグも重量感のある良い声で唱います。 |
ダ ン ス | 「さよなら、グッドナイト」で見せる可愛いダンスが印象に残ります。全編を通して、ダンスは少な目です。 |
総合評価 | 当初は英語公演を予定していたそうですが、子役達の都合上からドイツ語による上演に切り換えられたそうです。字幕を追う回数が増えるため、結構厳しい観劇でした。招聘公演とはいえ、チケット代が高すぎます。空席も結構目立ったことが惜しまれます。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | |
ウィーン・オペレッタ劇場 | |