コ メ ン ト | |
シナリオ | 音の出る道具を使い、独特のミュージックパフォーマンスを繋ぐ、斬新な作品です。観客にジェスチャーを使いアピールするなど、全編通して無言劇です。 |
キャスト | パワフルでリズミ感に溢れたキャストでした。白人・黒人・日系人など多彩であり、日替わりキャストにも関わらず、よく連携が取れていました。 |
ナンバー | 独特のリズムソングがあります。 |
ステージ | 二階ステージに標識や雑貨が吊り下げられ、簡易なドラムを構成しています。ティンパニーとなるドラム缶のほか、多彩な小道具が登場します。いずれも音を出すというコンセプトで選択されていました。とくに印象が強かったのは、首から吊り下げた水一杯のシンクでした。 |
演 技 力 | Davisは、ジェスチャーで強く観客にアピールしていました。一人間の抜けたキャストを演じるLukeは、発案者兼ディレクターだけに、観客受けが良いです。 |
歌 唱 力 | 歌唱はありません。 |
ダ ン ス | 円陣を組み、細い棒きれをリズミカルに交換するダンスが印象的でした。Davisのソロパフォーマンス、肉体を使ってのインストルメンタルも独特でした。 |
総合評価 | 噂には聞いていましたが、実に個性的な作品でした。ゴミを一面に配置したステージ、次々に登場する小道具の数々、観客を巻き込むパフォーマンス、無言で熱く展開されるインストルメンタル・・掛け値なしに楽しい作品です。 ミュージカルの枠を越えた演出作が目立つ中村龍史氏のプロデュースは、本作から想を得ていたようです(とくに「ear」)。独自の世界観に造り替えてあるものの、そのルーツ作はさらにインパクトがありました。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | |