コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 29本の出し物を順々に見せていくオムニバス形式のレビューショーでした。筋肉をテーマにした出し物と、中村氏のシュールで愉しい企画が目白押しでした。 |
キャスト | ☆ | 元五輪選手を含むスポーツマンを始め、マッチョな男性と、健康的なボディの女性とから構成されていました。ヒーロー系俳優の参加はありましたが、本格的なミュージカル俳優を欠きました。面白いキャスティングであります。 |
ナンバー | ○ | 様々なジャンルから集めた音楽をアレンジして使ってありました。お客様の参加を求める「YMCAマッスル」は盛り上がりましたが、「筋肉体操」は難しい印象です。 |
ステージ | ☆ | TBSが主体のため、照明・音響は本格的でした。とくに照明効果は演出過剰なほどテクニックが駆使されていました。衣裳は比較的シンプルで、分かりやすいものでした。「NY2でシンクロ」は外した印象でしたが。 |
演 技 力 | ◎ | 西山は最高齢ということですが、元気で面白い演技を見せました。永井は照れがあってか、臭めの芝居に感じました。自分をアピールするのが巧いキャストが多くありました。 |
歌 唱 力 | − | ソングナンバーはありませんでした。 |
ダ ン ス | ☆ | 元五輪選手山田のロープ、リボンのダンスは秀逸でした。天井から吊したロープで「G-rope」を演じた今村は、命綱なしで華麗なスタントを極めていました。曲芸風ではありますが、世界チャンピオンらによる一輪車も印象的でした。 「世界最速ラインダンス」「腹筋デコレーション」「けんばん君」「現代舞踊」など面白いアイデアが多くあったものの、もう一捻り欲しいところです。 |
総合評価 | ◎ | 毎度毎度変わった趣向を見せてくれる中村氏。本作は一応再演ですが、TVタイアップ企画として新作でもあります。話題性作品ですので、同規模での再々演は難しいかも知れませんが、これを機会にメジャー化していただきたいです。 ミュージカルと題するには歌唱を欠き芝居は不足であるものの、お客を楽しませるエンターテイメントとしては素晴らしい作品だと思います。 補足>中村氏演出の本作や「EAR」は、ブロードウェイの名作「STOMP」からヒントを得ている模様です。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
||
ア ク セ ス | ||
マッスル・ミュージカル・プロジェクト(MMP) | ||