コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 有名な絵本を題材にしたロンドン・ミュージカル。限りなく無言劇であり、字幕無しで楽しめる作品です。絵本さながらに、断片的なストーリーが展開されますが、子供向けミュージカルとしては、十分な出来でしょう。 |
キャスト | ◎ | ジェームズ役のSamuel君は、長兄・次兄に続く三代目で、兄弟が順々に伝承しているという変わり役です。少年とスノーマン以外は全てアンサンブルで演じているものの、着ぐるみ劇なので、違和感はありません。 |
ナンバー | ◎ | 「Walking in the Air」は有名なナンバーです。他のナンバーは、クラシックの名曲をアレンジしたようなものもあり、綺麗な曲であってもオリジナル性は薄そうです。 |
ステージ | ◎ | 半円にくり抜いたホワイトボードに樅の木を配し、少しずつ円が小さくなるよう複数枚重ねたシンプルなものでした。雪に見立てたライトを紗幕に当てるのは、良い演出です。少年の家のセットは、妙に趣向を凝らしてありました。 スノーマンの着ぐるみ、動物たちの着ぐるみは、少し愛嬌に欠ける印象ですが、動きやすい工夫がされていました。 |
演 技 力 | ☆ | 10歳だというTate-Pottsは、演技派です。堂々とした立ち回り、オーバーで分かりやすいモーションに優れています。生活感あふれる細かな仕草まで演じるNixも巧いです。 スノーマン達の所作は独特のものがあり、日本の作品ではお目にかかれないシーンが多々ありました。 |
歌 唱 力 | − | 序盤に聖歌隊のコーラスがありましたが、わざとトーンを下げたものか、パッとしないものでした。 |
ダ ン ス | ◎ | MartnkevitchとVowerのダンスが強く印象に残りました。Tate-PottsとBroeckeのフライングは、空を駆けている雰囲気が出ていて良いです。 着ぐるみダンスは、かなり負担があるようです。モーションを揃えるだけでも難しいようです。面白さを強調する工夫がよくされています。 |
総合評価 | ◎ | すっかり春めいてしまったので、シーズンを外しています。親子連れが多く、チケットが高めにも関わらず、客席は埋まっていました。 着ぐるみは、獣性を強調しすぎて怖い表情、スノーマンも可愛いとは言えないキャラクターです。それでもグッズ人気が高かったようですが。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
||
ア ク セ ス | ||