コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 淡々とステージを並べていくので、シンプルで分かりやすいです。強いて言えば、「ハッピー・ドッグズ」「アクシデント!」「パペッツ幕末編」はカラーが違い、全体的な仕上がりを乱しています。玉野好みの演出だと思いますが。 |
キャスト | ☆ ☆ |
いずれも一流のシンガーであり、ダンサーです。タップも出演歴を重ねたキャストが増えて、迫力が増しています。芝居のセンスは問題ありでしょうか。 |
ナンバー | ◎ | 名ナンバーを寄せ集めた感があります。タップダンス向けにアレンジもしてあるようでした。 |
ステージ | ◎ | 紗幕の後ろにバンドが陣取り、二段のステップが使われるほかは、シンプルです。衣裳は、豊富です。ドレスは比較的費用が掛かっているようで、よく映えます。川平のユニークな扮装も笑えました。 |
演 技 力 | ☆ | 玉野と川平の掛け合いは、一層磨きが掛かってきたようです。今回は平沢も交えて、新しい展開もありました。高谷のアクが強いアクションは、何度も浮いていましたので、少しミスキャストでは・・? |
歌 唱 力 | ☆ ☆ |
吉岡の「ピープル」は感動的です。量感のある重い歌唱ながら、高音も低音も見事に出し切って、迫ってきます。かと思うと調子の外れた子供じみた声も出し、幅があります。グラブも良い声で、とくに他のシンガーとの調和を取るのが巧いです。高谷も良い声ですが、表情に問題を感じます。川平以外の男性陣がもの足りません。 |
ダ ン ス | ☆ ☆ |
玉野の演出・振付が良くなっているのだと思います。単調を避け、タップ以外のダンスも組み合わせて、奥行きを増しています。「イメージ・S」での岡のダンスが印象的でした。躍動感に溢れて官能的であり、こんなに踊れる女優だと思っていませんでした。 タップダンサーはリズム感がよく、ソングでもその良さが出ているようです。吉岡や岡が表情豊かに踊るのも印象的で、全員が楽しんで踊っているのは、見ていて気持ちが良いものです。玉野は、軽妙なタップを見事に捌いていますが、考えていたよりも高年齢であるようです。 |
総合評価 | ☆ | 個々のメニューの中では、申し分なく☆☆のナンバーが多々ありました。しかし全体的な完成度という点では、調子外れな演目や悪のりしたジョークを排除するべきでしょう。キャストが楽しく演じるのは必須ですが、観客が楽しく観られることも必要です。お茶目はほどほどにしましょう。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||