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ミュージカル作品紹介(第263回)
ミュージカルへようこそ
■鑑 賞 日 平成14年1月12日(土) ソワレ
■劇 場 名 よみうりホール(有楽町)
■料  金 全席指定�,300円(前売料金)

■脚本・演出・作詞 藤田 敏雄
■音楽監督・作曲 前田 憲男  ■音  響 鈴木 寿
■舞台監督 勇村 育世     ■照  明 山下 厚,八木 優和
■制  作 田中 聖健
キ ャ ス ト
ミュージカル作家(安崎 求)   プロデューサー(鈴木ほのか)
ス ト ー リ ー
 ミュージカル作家の住む安アパートの一室へ、駆け出しのプロデューサーが企画を貰いにやってくる。二人は、大学時代のミュージカル研究会の先輩と後輩。即興劇風に、新しい企画のためのショート・ミュージカルを演じていく。
コ メ ン ト
シナリオ 二人の思いつきを掛け合わせながら、二本のショートミュージカルと、1本の名ナンバーメドレーを進めるストーリー。会話は淡泊で、作り物めいた所作が気になる半端な演出でした。進行テンポは悪くありませんが、せめてショートミュージカルは一本で整理して欲しいところです。
キャスト 黒子が三人登場し、それなりに働きを見せますが、基本的に二人芝居です。
ナンバー 名の知れた作品から次々に唱い繋いでいくのは良いものの、脈絡は全くありません。多分68本のナンバーを唱ったはずですが、最後の2本のオリジナル曲が位置づけ不明でした。
ステージ 古いデスク・ソファー・チェアーなどが雑然と置かれ、いかにも安アパートという雰囲気が出ています。衣裳もアクセントが付きますが、それほど手のこんだものでもありません。蠅叩きや紙吹雪など、ちょっとした小道具が笑えます。
演 技 力 鈴木は、軽いノリで演じており、いつもの緊迫感はありません。安崎も軽いノリですが、少し肩を張っていた印象でした。
歌 唱 力 唱うべきところは唱える二人です。22曲ものメドレーをとにかく歌えるとこころは感心しました。出ずっぱりで、多くのナンバーをこなすのは大変でしょう。
ダ ン ス 特筆するほどにありません。
総合評価 1回公演でしたので、あまり費用も手間も掛けられなかったのでしょうか。年初なので、こういう作品もありなのかな、という出来映えでした。客入りはまずまずで、終演後の評判も良いようでした。しかし素人にはサッパリ分からない展開だけに、主題には合っていないような気が・・。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
MIN−ON
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