コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 有名なミュージカル映画をベースにしたミュージカル作品です。ブロードウェイでもネームバリューを活かして人気だったようですが、映画とは違った味があります。場面転換が多すぎる印象を受けますし、後半のやや駆け足気味の展開がこなれていないと思います。 |
キャスト | ○ | タレント系のキャストが目立ち、全体の収まりが悪いキャスティングです。唱えるキャスト、踊れるキャストを揃えた割には、今ひとつパッとしませんでした。 |
ナンバー | ◎ | 名曲「フットルース」「ヒーロー」などオリジナルに加えて、新しいナンバーも追加されていました。「フィナーレ」「ダンスはじゃない」「本当の事を言えば」など後半に良いナンバーがありました。 |
ステージ | ○ | 全体には大がかりでも、安っぽさが滲み出るセットでした。教会や学校のセットがとくに手抜きな印象です。本場と同等のセットなのでしょうか。衣裳についても、普段着が多く、際立ったものはありません。 |
演 技 力 | ◎ | 中澤は、意外に演技派でした。坂本は意図してなのかどうか、オーバーな芝居が気になります。しかし歌手本業であることを割り引くと、演技力があると思います。村井は一人本格派で、結果的には浮いてしまいました。もう2・3人のベテランが加われば、もっとバランスが良くなったと思います。 |
歌 唱 力 | ○ | 歌唱力はそれぞれあります。しかし、個性的なシンガーばかりのために、調和がありません。好き勝手思い思いという印象を受けました。マイソングでは無いので、オリジナルを大事にして巧く調和を図って欲しかったです。中澤や坂本のソロ・デュオも同様です。 |
ダ ン ス | ◎ | 踊れるキャストも揃えてあるものの、当時のダンスパーティを再現するには、苦しいようでした。とくに序盤のダンスでは、形を意識していた印象です。フォームは極まりますが、躍動感がなく、バラバラでした。 |
総合評価 | ◎ | キャストは豪華でしたが、シンガー系に重点を置きすぎたことが失敗だと思います。加えて、シンガーが配役のイメージと重なりにくいことや、調和が取れずバラバラであったことが惜しまれます。 作品ありきでのキャスティングがされるべきで、役者ありきのキャスティングは、問題が大きいと思います。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||