ミュージカル作品紹介(第247回) | ||
ユタと不思議な仲間たち | ||
■劇 団 劇団四季 ■鑑 賞 日 平成13年9月9日(日) マチネ ■劇 場 名 四季劇場[秋](浜松町) ■料 金 全席指定�,400円(会員前売料金) ■企画・演出 浅利 慶太 ■作 曲 三木 たかし ■脚本・作詞 梶賀 千鶴子 ■作 詞 岩谷 時子 ■振 付 加藤 敬二 ■装 置 土屋 茂昭 ■照 明 沢田 祐二 ■フライング ピーター・フォイ ■音楽監督 渋谷 森久 ■編 曲 宮川 彬良 ■方言指導 吉谷 昭雄,滝口 律子■舞台監督 土屋 朋巨 |
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キ ャ ス ト | ||
ユタ (田邊 真也) ペドロ (光枝 明彦) ダンジャ (坂本 里咲) ゴンゾ (吉原 光夫) モンゼ (青山 弥生) ヒノデロ (道口 瑞之) 小夜子 (相川 忍) 大作 (遊佐 真一) ユタ母 (西島 美子) 寅吉 (吉谷 昭雄) クルミ先生 (丹 靖子) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
母の故郷である、東北の山村へ移り住むことになった勇太。東京から来た彼を歓迎しない大作たち同級生は、ユタと呼んでイジメの対象にしていた。古老寅吉から座敷童の話を聞き、旧家の大黒柱そばで夜を過ごしたユタ。そしてペドロたち5人の童と友達になった。飢饉などで親に間引かれた彼らは、村人からは見えないが、何百年も棲んできた精霊だ。梅雨入りと明けを予言して的中させたことから、一目置かれるようになるユタ。体を鍛えてもらい、大作たちと対等に渡り合うまで成長したが・・。 | ||
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 「南部弁ミュージカル」という異色のオリジナルミュージカルです。テンポ良く進みますが、強引な展開もあって難しいところもあります。イジメシーンは重要な部分ですが、ちょっと長すぎる気もしました。 |
キャスト | ◎ | 地方巡業作品でもあるため、若干キャストの質は低めのようです。 |
ナンバー | ○ | 南部弁ナンバーというのは面白いですが、解説まで付けるほど含蓄があるようには思えません。多彩な楽曲で日本らしさを強調しているところも、少し鼻につきます。 |
ステージ | ☆ | 序盤の回転ステージのセットは、カラクリも多く、とても手が込んでいます。終盤で秋仕様に変えてしまう芸の細かさには脱帽です。衣裳も田舎風が出ており面白いです。雨が降るシーンで本物の水を使う演出は、意表を突いて見事です。緑色レーザーをスモークに面照射するという大胆な演出も良いと思います。いくぶん虚仮威しでしょうか。 |
演 技 力 | ◎ | 大作達のアクションに作為が目立ちます。四季演じる子役は、ステレオタイプしすぎて興ざめる感じです。光枝は貫禄ある演技力を発揮し、本作でもキーマンです。相川のキョトンとした表情に惹かれます。 |
歌 唱 力 | ○ | ナンバーの問題もありますが、あまり歌唱は冴えません。「おれたちゃペドロ一家」はもっと派手にかまして欲しいものです。 |
ダ ン ス | ◎ | フライングは派手でしたが、インパクトは弱いです。田邊の軽妙なダンスは良いのですが、和風作品に洋風ダンスという違和感があります。 |
総合評価 | ◎ | 何度もリメークされているとのことですが、今ひとつ整理されていないオリジナル作品だと思います。内容的に子供向けとしては厳しく、間口が広すぎるのでしょうか。 蛇足>ほぼ三年ぶりに、慶太さんをロビーでお見かけしました。経営の一線から退き、新作オリジナルミュージカルに専念中とのことでした。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団四季 事務所/横浜市青葉区あざみ野1−24−7 Tel: |
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