ミュージカル作品紹介(第226回) | ||
マ レ ー ネ | ||
■劇 団 マレーネ日本公演実行委員会 ■鑑 賞 日 平成13年6月9日(日) ソワレ ■劇 場 名 アートスフィア(天王洲アイル) ■料 金 全席指定 S席8,000円(前売料金) ■作 � Gems(パム・ジェムス) ■脚 本� Kuhn(フォルカー・キューン) ■演 出� Pflegerl(ディートマー・プフレゲール) ■美 術� Klaβ(ディーター・クラース) |
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キ ャ ス ト | ||
マレーネ � Winter(ジュディー・ウィンター) ビビアン � Jackwerth(ウルリケ・ヤックベルト) エリック � Benzwi(アダム・ベンツィビ) |
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ス ト ー リ ー | ||
映画「嘆きの天使」で一躍有名になったドイツ人女優マレーネ・デートリッヒ。ナチスに利用されることを嫌い米国に亡命し、「モロッコ」「上海特急」などで名を馳せた。また戦地を数多く慰問するなどの活動も評価されていた。戦後、故国ドイツを訪れた彼女は、ファンに迎えられる一方で、国を捨てた女という批判も受けることになった。敢えて付き人を申し出たビビアンを前に、イライラを隠せない彼女は・・。 | ||
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | 6割方がマレーネとビビアンの二人芝居で、延々と独白などが続きました。背景が分からない人間にはチンプンカンプンな会話も多く、主人公の気侭さを表現するためか、全体に話が繋がりません。残りはマレーネに成りきっての歌唱ショーでした。そっくりショーでなく、ミュージカルとしては、もう少し日本人向けの配慮が欲しいです。 |
キャスト | ◎ | 名優であります。 |
ナンバー | ◎ | テロップで流れる日本語歌詞からは情感が伝わりませんが、マレーネの名レパートリーが並んでいるようです。ドイツ歌曲は、撥音が目立っているため、少し取っつきにくいです。 |
ステージ | ◎ | ボロい楽屋を再現していました。大きいだけで趣味の悪い化粧台、古風なチェアやスーツケース、裸電球など味があります。時間的制約なのか、マレーネの衣裳が2種類しかありませんでした。 |
演 技 力 | ◎ | ウィンターは特殊メークを施しており、当時のマレーネと良く似せてあるそうです。若い頃の写真とは似ていないようですが。ダルそうな話しぶり、電話や客席相手の一人芝居など堂々とした芝居でした。ヤックベルトは、不慣れな付き人らしさの味があり、自然体で走り回る姿が面白いです。ウィンターとの間の悪さを表現するのも見事です。ベンツィビは、表情少なく寡黙でした。 |
歌 唱 力 | ◎ | ドイツ歌曲の良さは分かりませんが、年輩の観客には好評でした。当時のマレーネと瓜二つという売り文句でした。似ていなければ、この作品の価値が損なわれるだけに、たぶん似ているのでしょう。 |
ダ ン ス | − | ダンスシーンはありませんでした。 |
総合評価 | ◎ | ドイツミュージカルの輸入ということでした。珍しいとは思いますが、延々と見せられる二人芝居と、歌唱ショーには少し閉口しました(美空ひばりのソックリさんショーという感じでしょうか)。宣伝文句を考えて欲しいと思います。またセットや衣裳と比べると、チケットの高さも気になります。オマケの◎評価です。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
マレーネ日本公演実行委員会 | ||