ミュージカル作品紹介(第215回) | ||
古 城 伝 説 | ||
■劇 団 劇団クラーナ ■鑑 賞 日 平成13年3月11日(日) マチネ ■劇 場 名 東京芸術劇場・小ホール2(池袋) ■料 金 全席指定�,000円(前売料金) ■脚 本 涌井 充子 ■演 出 高橋 亜湖 ■ショー構成 樫本 三香,秋山 真理子 ■振 付 秋山 真理子,中江 ゆう子 ■照 明 今泉 柳隆 ■音 響 長柄 篤弘,尾崎 弘之 ■舞台監督 沙古 史朗 ■美 術 南 雅之 |
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キ ャ ス ト | ||
ディミトリ (みさき 麗) レオノーラ (美雪 梨奈) イルマ (麻央 真衣) ダニエル (真城 仁) ヴィクトール (なつめ舞花) カロリーネ (城月 美優) ヨハン (和々美 友) マチルダ (睦月 杏奈) エミール (一希 真帆) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
野獣化した一族に殺された父に代わって、ドラクラーナー伯爵家を継ぐことになったディミトリ。報復を主張する従弟ダニエルの意見を退け、一族の結束を優先した。同時期、領主の娘レオノーラを救ったことから、運命が決まった。 十年後、彼女に一目惚れしたディミトリの恋は実り、彼女を一族に迎えることに成功した。しかし、彼らの存在が城の人々に漏れ、狩られる身となる。 |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | 一幕は、独特のドラキュラ観が展開されて面白く、会話も練られていました。二幕は展開が急であり、終局へ向かうシーンに無理や粗さが目立ちました。解散公演としては、やや問題があったと感じます。 |
キャスト | ◎ | 演技にはますます磨きが掛かっており、男役の違和感が和らいでいました。ダンスと歌唱は、いくぶんレベルダウンしていた印象を受けました。 |
ナンバー | ○ | 歌唱の問題なのか、今回は冴えないナンバーが目立ちました。 |
ステージ | ☆ | ステージはシンプルです。衣裳は非常に凝っており、ショーステージでも多種多彩で目を楽しませてくれました。音響に迫力があり、選曲も良かったと思います。 |
演 技 力 | ☆ | みさきのシリアスとコミカルな演技が素晴らしいです。目配りも磨きが掛かっています。美雪の高飛車な口調は、笑いを誘います。睦月の目一杯壊れる演技もパワーアップで良かったです。和々美や麻央、なつめも味のある演技をします。真城は、やや堅すぎるのが問題でしょうか。 |
歌 唱 力 | ○ | ソロでもコーラスでも力不足なシーンが目立ちました。売り物だった、みさきの声に冴えがありませんでした。全体を通してパワーダウンの印象が強かったです。城月に声量がもう少しあると、期待できそうです。 |
ダ ン ス | ○ | 本編ではダンスらしいシーンが少なく、ショーも抑えめなものが目立ちました。前作では動きのあるダンスも多かったのですが、どうしたのでしょう。動きにメリハリを欠いていたのも、惜しいです。 |
総合評価 | ◎ | このところ1年周期での公演でしたが、ついに解散公演に成ってしまいました。劇団の代表作品である「古城に消えた伝説」シリーズの原点を描いた作品であるようです。演技や演出はレベルアップしているようですが、歌唱やダンスでのパワー不足が残念です。 是非、パワーアップして再復活して欲しいと願っています。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団クラーナ | ||