ミュージカル作品紹介(第200回) | |||||||||||||||||||
キャッツ・オン・ブロードウェイ | |||||||||||||||||||
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キ ャ ス ト | |||||||||||||||||||
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ス ト ー リ ー | |||||||||||||||||||
ゴミ置き場に集まってくる、22匹のジェリクル猫たち。今宵満月の日、彼らの舞踏会が催されるのだ。長老Deuteronomyにより主催され、夜明けまでに天国へ上る一匹の猫が選ばれるという。Munkustrapの司会により、一匹ずつ猫の自己紹介がなされていく。猫たちの過去・現在を綴っていくオムニバス作品。誰が天国へ行き、生まれ変わる資格を得るのだろうか。 | |||||||||||||||||||
コ メ ン ト | |||||||||||||||||||
シナリオ | ブロードウェイのロングラン記録を塗り替えた名作です。英語は易しくても、日本人の価値観では難解なストーリーです(劇団四季版で復習しても、やはり難解なままですが・・)。また、よく分からない場面で観客が笑うので、気になりました。 | ||||||||||||||||||
キャスト | 多くの猫たちに見せ場を与えるため、その個性が問われるところです。衣裳は個性的な着ぐるみであり、内面的に個性を出すのは難しそうです。演技もダンスも超一流だと感じます。 | ||||||||||||||||||
ナンバー | 「Memory」が最高傑作です。美しく透明なナンバーで、韻を踏んで流れるような綺麗さがあります。あとは「Journey to The Heaviside Layer」が良いコーラスですが、残るナンバーは、付け合わせ的に感じてしまいます。 | ||||||||||||||||||
ステージ | 客席も取り込んで作り出した、ゴミ捨て場のセットが素晴らしいです。様々な廃棄物を組み上げ、隙間から覗く客席もあって楽しいです。幕間でステージを見学できる趣向も面白いです。天井へ上っていくステージは、間近で観ると迫力があります。 猫の着ぐるみは多種多彩で目を楽しませてくれますが、リアル感を落としてあるのがミソでしょうか。闇を利用することから、照明効果もよく計算されています。音響も手が込んでいます。 |
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演 技 力 | 優劣を付けがたい演技力を示しています。強く印象に残ったのは、私の30センチ隣で待機していたBrielで、物凄く真剣な眼差しが印象的でした(彼は代役でした)。Dewarは、「Gus」の弱々しい老人から威勢の良い「Growtiger」への変貌が見事です。 | ||||||||||||||||||
歌 唱 力 | Balgordは、響きの良い迫力のある声で「Memory」を歌い上げました。一幕では歌詞を区切りすぎたのが気になりましたが、リプライズは完璧でした。しかし透明感には欠けていたようです。Brielは、響きのある重たい声でした。 「Journey to The Heaviside Layer」は期待以上のコーラスだったため、思わず泪が出てしまいました。CDで聞き慣れたのとは違う感動があります。 |
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ダ ン ス | 思い思いの動作も入りますが、揃うべき所は揃っています。猫としての動きもよく研究してあり、ステージの端でも基本が守られているようです。Sermoniaのダンスが元気良く、一番に印象に残りました。 | ||||||||||||||||||
総合評価 | 本作は、ポン太のミュージカル中毒の発端となった作品です。とくに劇団四季版の「Memory」から受けた衝撃は強烈でした(このナンバーに限っては、四季版も負けていませんが、あとはチョット)。 3月クローズが後ろ倒しになり、9月クローズ直前で無事に観ることができました。ブロードウェイ遠征の目玉であり、感動も格別でした。 |
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上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | |||||||||||||||||||
WINTER GARDEN劇場(1634 Broadway at 51st Street,NY) | |||||||||||||||||||