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ミュージカル作品紹介(第184回)
ふたりのロッテ2000
■劇  団 劇団四季
■鑑 賞 日 平成12年9月14日(木) マチネ
■劇 場 名 川口リリア・メインホール(川口)
■料  金 全席指定�,250円(前売料金)

■原  案 エーリッヒ・ケストナー作「ふたりのロッテ
■脚  本 矢代 静一,劇団四季文芸部
■演  出 浅利 慶太      ■作  曲 いずみたく
■振  付 加藤 敬二      ■照  明 沢田 祐二
■美  術 澤田 淳子,斎藤 民雄■衣  裳 五郎川 幸世
■編  曲 直居 隆雄      ■音楽監督 鎮守 めぐみ
■舞台監督 吉野 亘       ■ヘアメイク 中山 繭子
キ ャ ス ト
ロッテ    (大月  悠)   ルイーゼ   (大月  恵)
パパ     (柳瀬 大輔)   ママ     (武 木綿子)
校長     (平野 万里)   イレーネ   (山田あけ美)
レージ    (首浦真由美)               ほか
ス ト ー リ ー
 独ザルツブルグの「こどもの家」で、自分にそっくりな女の子に出会ったウィーンのルイーゼ、ミュンヘンのロッテ。二人は、出生地と誕生日で双子であったことに気づいた。パパは有名なオペラ指揮者で、ママは著名な雑誌社に勤め、共に独身。仕事で手一杯のパパとママを再婚させて、4人一緒に暮らすことを望むルイーゼとロッテは、互いに入れ替わって、家に帰っていった。
 突然に計数や音楽に明るくなった、ロッテ扮するルイーゼ。いきなり活発でお転婆になった、ルイーゼ扮するロッテ。二人の誕生日である9月14日を4人で過ごそうという計画も、パパに再婚相手のイレーネが出現したことで・・。
コ メ ン ト
シナリオ 双子が入れ替わるというプロットですが、国を跨いで別居中の両親を再婚させるというのは、面白いです。会話もよく練られていますし、テンポのよい構成です。コミカルな演出も目立つ四季オリジナルで、良作でしょう。
キャスト 主役に本物の双子を使っている点はともかく、ダンス・コーラスにバランスの取れたキャストでした。
ナンバー いずみたく作曲なんですね。「自然賛歌」は綺麗なコーラス・ナンバーです。綺麗なナンバーがありましたが、ナンバーリストがありません。
ステージ 後方に大きなスクリーンがあり、その背後からスライドでパステル調の美しい風景が投影されていました。パパの自宅、ママの作業場など凝った作りもありましたが、概ねシンプルでした。女学生の衣裳は可愛く、遠目には、キャストが少女らしく見えました。
演 技 力 全体的に「取って付けた」と表現してよいものか、ぎこちなさが目立ちました。ダンスシーンやコーラスシーンが揃っているだけに、演技のムラが目立ってしまいました。
歌 唱 力 大月姉妹は、容姿だけでなく、声質も良く似ていました。透き通る綺麗な声で、多少作ったような歌声でした。女声のみのコーラスが美しく、「自然賛歌」では聞き惚れました。
ダ ン ス 6人ずつのダンスチームが二つで、溌剌とした元気な集団ダンスを見せていました。女学生姿でのダンスは圧巻ですが、心持ち揃わないムラがありました。横展開・縦展開も工夫されていて、ステージ一杯に広がるフォーメーションが見事です。イレーネのダンスは少しばかり冗長気味で、残念です。
フィナーレで見せる大月姉妹のダンスは、大きな動作で力強いものでした。ターンのフォームは、(恵)の方が綺麗だと思います。
総合評価 世界平和の願いが籠められているという、ケストナーの傑作小説が原作です。昔に見た頃より、演出が大きく変わっていたのに驚きを感じました。数少ないオリジナル作品として、纏まりの良い出来映えでした。演技については、もう少しメリハリを利かせた方が良いのではないかと思います。
観劇日の9月14日は、ロッテとルイーゼの何十回目かの誕生日に成りました。

蛇足1>本作は2000年に大幅な改変を加えた作品であるそうで、旧作よりもかなり完成度が増しているそうです。旧作とは違うという意味で、「2000」はポン太が勝手に付けました。
蛇足2>2001/01/03に、NHK教育で放映されたそうです。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団四季
 事務所/横浜市青葉区あざみ野1−24−7  Tel:
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