ミュージカル作品紹介(第172回) |
Happy together! |
■劇 団 DANCE Mc.S ■鑑 賞 日 平成12年7月29日(土) ソワレ ■劇 場 名 四谷区民ホール(四谷三丁目) ■料 金 全席自由�,500円(前売料金) ■脚本・演出・振付 渥美 直也 ■振 付 宇野 真奈,中川 満恵,川島 礼和 ■舞台監督 松沢 紀昭 ■舞 台 中野 祐,油津 泰行 ■美 術 実験室PLANT ■照 明 箱崎 あや子 ■衣 裳 白石 裕子,南雲 久美子,古川 芳江 ■音 響 松本 昭 ■制 作 下郡 由美子,桂 理江 |
キ ャ ス ト |
春奈 (南雲久美子) 勇気 (井上 立太) みどり (中川 満恵) 健太 (大赤見展彦) クラブ歌手 (増田 具子) あやね (隅田 亜矢) 占い師 (近藤万友美) 香織 (下郡由美子) ドアマン他 (安井 智宏) ほか多数 |
ス ト ー リ ー |
#Nのクリスマス。職を無くしてあやねの就職セミナーを訪れた4人の男女。オフィスラブに破れたみどり、同じく健太。ネクタイ・アレルギーに悩まされた勇気。自分の仕事に疑問を感じた春奈。変な出会いからグループでの付き合いが生まれ、それぞれの職、それぞの生き方を模索していく、自分探しのストーリー。 |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | 4人の登場人物が長い独白を重ねていって、淡々とストーリーが流れる感じです。二昔前のショートドラマを見ているようでした。面白い会話や演出もありましたが、気怠くなる展開が多くありました。 |
キャスト | ◎ | ダンサーとしてのレベルは高く、演技の巧いキャストも多いようです。しかし、歌唱は弱いです。 |
ナンバー | ◎ | ダンスナンバーが冴えました。本編では「仕事のダンス」「マジックミラー」が楽しめました。SHOWでは・・どれも気に入りました。 |
ステージ | ◎ | 概ねシンプルなステージでした。衣裳へのこだわりが目立ちます。 これは演出の問題だと思いますが、ステージを使い余しているのが、ダンスシーンを除いて気になるところです。 |
演 技 力 | ◎ | 隅田は、汚れ役に徹していました。小劇場系に混じると、かなり光って見える存在です。主役の4人は、いずれも違った味がありました。横谷の演技にも惹かれました。 |
歌 唱 力 | ○ | 前作以上に歌唱面の不足が目立った印象でした。 |
ダ ン ス | ☆ ☆ |
ダンスの冴えは、さすがです。とくにSHOWでは派手な振りが多く、それをよくクリアしているメンバー達が素晴らしいです。渥美は、ズボンが大きく破れたのも気にせずに、熱烈に踊っていました。 比較的揃っていますが、若干リズムを外しているメンバーもあり、また難しそうな手の振りなどで質のバラツキが見られました。しかし、全体的によく仕上がっています。SHOWは、前回よりもアッサリ気味で、良くなりました。 |
総合評価 | ◎ | ダンスは抜群ですが、歌唱での力不足が残念です。演技力のあるキャストもありますが、シナリオの問題で冴えなくなっていたのが惜しいです。次回作にこそ、期待したいと思います。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
||
ア ク セ ス | ||
DANCE Mc.S | ||