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ミュージカル作品紹介(第159回)
サ マ ン サ 伝 説
■劇  団 サ・マ・ン・サ制作委員会
■鑑 賞 日 平成12年6月10日(土) ソワレ
■劇 場 名 エコー劇場(恵比寿)
■料  金 全席自由�,600円(前売料金)

■作・演出 山添 ヒロユキ    ■音  楽 西原 俊次
■照  明 北原 健二      ■音  響 田村 信明
■振  付 トビー        ■美  術 クリル
■衣  裳 Samantha   ■舞台監督 星 真一郎
キ ャ ス ト
ガンコ       (ちえ)   アニキ    (REIKO)
ゴリポン      (ユキ)   オバレン      (未於)
                           ほか多数
ス ト ー リ ー
 短大時代、人間のアブラを採集するサークルで結束していた4人組。卒業後は皆結婚をし、思い思いの道を歩んでいた。卒業から10年の歳月が過ぎ、久しぶりに顔を合わせることになった彼女たちは、互いを飾り合うのだった。
 長身で女性に人気の高かったアニキ、何人もの男を手玉にとったオバレン、快活で抑え役だったゴリポン、1人後輩で生真面目だったガンコ。それぞれ結婚生活に苦労があり話せないところもあるのだが、ガンコの妊娠を話題に、いつしか結束が・・・。
コ メ ン ト
シナリオ 30代前半の主婦を素材にしたアプローチは面白いです。随所に楽しい演出も加わりますが、全体的にはベタギャグの目立つ、軽いノリのコメディでした。シナリオの出来よりも、キャストの質に救われている印象もありました。
キャスト シナリオの個性付けの良さもあるでしょうが、メイン4人の活躍は愉しめました。比較的纏まりのよいキャスティングでした。
ナンバー ナンバーリストがないので、よく分かりません。ゴリポンのソロが、非常に力強く感動的です。テーマ曲がまずまず。それと、クッキングの歌が楽しかったです。
ステージ バックに大垂れ幕が2本あり、カラフルなスライド投影で派手な雰囲気でした。テーブルや椅子兼用のボックスなどもありましたが、質素というのか安手というのか。
ちまちまとした小道具もありましたが、ギャグにつながる面白いものが見られました。衣裳にまでコメディとしての拘りを感じました。
演 技 力 4人とも味のある演技でした。ちえの真剣でテンポのよいツッコミが面白く、未於の破天荒なアクションが愉しめました。REIKOのひょうきんな男役もなかなかです。アンサンブルも複数の役を演じ分けており、バランスが良かったと思います。
歌 唱 力 あまり聴かせるナンバーがなかったので、残念です。ユキの響きよいソロが際だっており、ソウルの籠もった歌唱が見事でした。
ダ ン ス ユキのフラメンコダンスもどき、未於のペルシアダンスもどき、での対決が派手で面白いものでした。REIKOのNOPECダンスも可笑しい振付で笑いましたが・・・。あまりダンスに重点が置かれていなかったようです。
総合評価 コメディとして面白いシーンはありましたが、全体としての纏まりが欠けていましたので、若干低めの評価です。アプローチは面白いので、もう少し分かりやすく纏まりのある次回作に期待しています。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
サ・マ・ン・サ制作委員会
 公式HP/http://www2u.biglobe.ne.jp/~bulezi1/index.html
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