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ミュージカル作品紹介(第157回)
きっと誰よりも瞬くから
■劇  団 劇団STARDUST
■鑑 賞 日 平成12年5月5日(金) マチネ
■劇 場 名 江戸川区東部フレンドホール(瑞江)
■料  金 全席自由�,500円(前売料金)

■脚本・演出・作詞 土田 佳代子
■作  曲 浜野 誠司,飯塚 真司,塩田 貢
■美  術 吉村 多民      ■照  明 保科 由佳
■音  響 堀川 恭子      ■舞台監督 水谷 彰利
キ ャ ス ト
ティンク   (東雲ゆうと)   メル     (沙雪 小町)
ローズ    (姫乃 香世)   エセル    (文月 モモ)
ハワード   (悠輝りょう)   モネ     (水翔 虹架)
リッシュ   (和泉 マキ)               ほか
ス ト ー リ ー
 天界で転生を待つ星の子達。マスターの出す課題をこなしつつ、自分が成りたいものに成れるよう頑張っている。その1人ティンクは、金持ちの家の息子に生まれ変わりたいと願っており、成績は上の上。金に異常なまでの執着を示す彼は、最後の課題として、一番成績の悪いメルを連れて地上界を訪ねるよう命じられた。
 地上では、誰かに殴られて記憶を失ったハワードに出会い、さらに彼を助けるローズに出会った。ローズの家では、日頃気難しいエセルが迎え入れて呉れたのだが・・・ローズを巡るイザコザが・・・。メルを連れて地上界を訪ねさせたマスターの意志とは?
コ メ ン ト
シナリオ 星を素材に展開される話は面白く、ショートなストーリーでしたが、会話がよく練られていました。
キャスト 全員女性ですが、どぎつさは感じませんでした。ダンスは結構上手いのですが、歌唱と芝居が伴っていない印象でした。カーテンコール以降を見る限り、目一杯に元気で若い集団でありました。
ナンバー プロローグで唱われる「星の子の歌」は非常に綺麗なコーラス曲でした。あとのナンバーは、歌唱力の問題もあると思いますが、パッとしませんでした。
ステージ センター後方にちょっとした段差ステージがあるほかは、16枚の白カーテンが上方から吊されているばかりのシンプルさでした。ライトの使い方が巧く、シンプルなステージを上手に変化させていました。衣裳はセンス良く選ばれていたようです。
演 技 力 東雲文月のスラッとした立ち振る舞いが印象的です。水翔の男の子ぶりも適していました。沙雪は、シナリオ上欠かせない存在ですが、あまりに作りすぎで・・・もう少し工夫が必要だと思います。
歌 唱 力 コーラスは綺麗でしたが、ソロはいずれも冴えませんでした。東雲水翔もボーイボイスで唱うのはかなり無理があると思います。沙雪は調子が少し外れていました。
ダ ン ス 星の子の歌」でのダンスは良く揃っていました。本編では、他に目立つダンスがありませんでした。フィナーレ後にいくつかのショーステージがあり、見応えがありました。ジャズもヒップホップも個別には良く踊れていましたが、もう少し揃って欲しいです。沙雪の元気なダンスが一番に印象的です。
総合評価 スタッフに振付担当の名前がありませんでしたが、ダンスの水準が高いと思います。ラフさが目立つものの、パワーで補って余りあります。
芝居はともかく、歌唱の不足が目立ちますので、来年7月の次回公演を目指して歌唱力強化も図って欲しいと思います。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
劇団STARDUST
 事務局/千葉県船橋市丸山1−42−6   Tel:
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