ミュージカル作品紹介(第118回) | ||
ジャック・ブレルは 今日もパリに生きて歌っている |
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■劇 団 ■鑑 賞 日 平成11年10月20日(水) ソワレ ■劇 場 名 T.Y.ハーバーシアター(天王洲アイル) ■料 金 全席指定�,000円(前売料金) ■原 作 オフ・ブロードウェイ「Jack Brel is Alive and Well and Living in Paris」 原 案:Eric Blau,Mort Shuman ■訳詞・演出 青井 陽治 ■音楽監督 岩間 南平 ■舞台構成 川崎 悦子 ■美 術 二村 周作 ■照 明 大石 真一郎 ■音 響 義煎 雅志 ■衣 裳 宮本 宣子 ■舞台監督 波紫衛 ■大 道 具 桜井 俊郎 ■主 催 フジテレビジョン |
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キ ャ ス ト | ||
シンガー(黒田アーサー,池田 聡,前田美波里,島田 歌穂) |
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ス ト ー リ ー | ||
フランスが生んだシャンソンのシンガーソングライター、ジャック・ブレルを偲んで、四人のシンガーが歌い繋ぐ。 | ||
コ メ ン ト | ||
シナリオ | △ | オフ・ブロードウェイでヒットしたミュージカル作品という触れ込みですが、完璧なミュージックショーです。ジャック・ブレルは数々の名曲を送り出したシャンソン歌手だということです。私は今日まで知りませんでしたが・・・。 |
キャスト | ○ | いずれも良い声を持つ4人のシンガーですが、声質はそれぞれ個性が強く、コーラス向きではない感じです。 |
ナンバー | △ | ヒット曲「アムステルダム」「華麗なる千拍子」ほか26曲をひたすら歌い継ぎます。それにしても、日本語に翻訳したシャンソンは味気ないですね。ビートルズの「イマジン」を日本語で歌うのと同様に、せっかくの韻が無駄になってしまいます。できれば原語で歌って欲しかったです。 |
ステージ | ◎ | 木張りの床に、階段と椅子という超シンプルなものでした。ミュージックショーとしては十分に感じます。 |
演 技 力 | ○ | 多少のアドリブ調はありましたが、芝居がないので、演技もありません。 |
歌 唱 力 | ◎ | 前田は重量感のある声で、よく響きます。島田は歌よりも表情で魅せたい感じで、なんとなく昔よりパワーダウンした印象を受けました。黒田は渋みある響き声、優しく澄み渡る声を披露したりしましたが、全体に軽い印象でした。池田はあまり個性が出ていない印象でした。 |
ダ ン ス | ー | 歌に振付はありましたが、ダンスには程遠いものです。 |
総合評価 | △ | シャンソンショーとしては、チケット代に見合う作品なのでしょう。しかしミュージカルと売り出すにはオソマツです。芝居無し、ダンス無し、翻訳シャンソン・・・TV局が考えることは分からないです。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||