ミュージカル作品紹介(第86回) | ||
Marry!Go!Round! | ||
■劇 団 DANCE Mc.S ■鑑 賞 日 平成11年6月26日(土) マチネ ■劇 場 名 四谷区民ホール(四谷三丁目) ■料 金 全席自由�,800円(前売料金) ■脚本・演出・振付・作詞・衣裳・舞台美術 渥美 直也 ■舞台監督 野崎 智仁 ■照 明 箱崎 あや子 ■音 響 船宝 久美子 ■振 付 中川 満恵,窪 聡 ■衣 裳 古河 芳江,白石 裕子,南雲 久美子ほか |
||
キ ャ ス ト | ||
すみれ (増田 具子) まさと (三品 英士) A.すみれ (下郡由美子) D.すみれ (中川 満恵) 美穂子 (白石 裕子) 塩沢 (NORI ) 坂上 (井上 立太) 滝沢 (海老沢明生) ママ (横谷 和子) ほか多数 |
||
ス ト ー リ ー | ||
誰よりも祝福されて幸せな結婚をしたはずのすみれとまさと。年を追うごとに二人のすれ違いは続き、6回目の結婚記念日をまさとは気付かない。すみれの分身であるエンジェルは慰め、デビルは嗾けるのだったが・・・すみれはまさとを信じることにした。 残業と称していたまさとは、同僚坂上らとクラブへ遊びに行っていた。会社に電話をして事実に気付いたすみれは、腹いせに友人美穂子とホストクラブへ。出会ったホストは、昔のボーイフレンド塩沢だった・・・。 |
||
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | シンプルですが、よく整理されていて楽しい展開でした。会話はもう少し練った方が現実味が出たかな、という感じがしました。 |
キャスト | ◎ | ダンスに関してはほぼパーフェクトなキャスト構成でしたが、歌唱に関しては実力不足でした。もう少し男性キャストも欲しいところです。 |
ナンバー | ○ | ダンスナンバーが多く、ソングナンバーは数曲でした。「君だけは…」がまあまあ良かったと思います。 |
ステージ | ☆ | 後方の仕切壁と、壁に設けた3つのゲートと、椅子に流用された複数のボックスが使われ、カラーが白に統一されていました。小道具も厳選されておりシンプルなものでした。ダンス衣裳も立派なものでバリエーションがありましたが、これは自腹なんでしょうね。 |
演 技 力 | ◎ | 増田は表情豊かで面白いキャラクターですが、芝居としては自信のない感じがしました。三品は少し力を抜いていたようでしたが、バランスを配慮したのでしょうか。井上がアクの強い演技を見せ、NORIも表情が良かったです。 |
歌 唱 力 | ○ | 音響の拙さも影響したかも知れませんが、増田のソロはいずれも力不足でした。どちらかと言えばカラオケ調の発声が多かったように思います。 |
ダ ン ス | ☆ ☆ |
ダンスが売り物の劇団だけに、文句無しの☆☆です。「OYE」「99BLUES」「恋のダイヤル6700」が迫力あり素晴らしい仕上がりでした。「KISS」はもう少し色気を演出する方が良いと思います。 NORI,海老沢,下郡が上手いと感じましたが、それほどメンバー間の実力差は感じられませんでした。三品はSTEPS所属にしてはやや手抜き気味、増田は頑張っていましたがダンスが苦手な印象を受けました。 |
総合評価 | ◎ | ミュージカルとしては、ナンバーと歌唱力の力不足、演技力のバラツキが気になりますが、ダンスだけで補って余りあります。しかもこれだけの作品が1,800円で観られると言うのがお買い得であります。 二幕終了後に渥美が加わって6本のダンスショーがサービスされましたが、やや冗長気味だったのが残念です。個々の時間配分を考えてすっきりさせて欲しいですね。カーテンコールは盛り上がりに欠けましたので、もう一工夫に期待します。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
||
ア ク セ ス | ||
DANCE Mc.S | ||