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ミュージカル作品紹介(第56回)
Lovers File
■劇  団 ほるす
■鑑 賞 日 平成11年1月30日(土) ソワレ
■劇 場 名 ビプランシアター(新宿)
■料  金 全席自由�,000円(前売料金)

■作・演出 安野 仁       ■音響・効果 諸橋 一男
■美  術 小田 公明,寺岡 崇 ■衣  裳 マミーズ
■振  付 西砂 愛,橘 慧蓉  ■照  明 ウジャト
■舞台監督 鈴木 吉則      ■プロデュース 井下田 誠
キ ャ ス ト
ルシファー  (あいだみほ)   ミカエル   (小関 明久)
ダイアナ   (砂岡 知江)   ヴィーナス  (西部 桂子)
かんのん   (岡本 和子)   べんてん   (樋口まり子)
ほるす    (千田 公哉)   アマテラス  (守  珠恵)
ス ト ー リ ー
 ドジな悪魔ルシファーは、太陽神ほるすから天界勤務を命ぜられ、恋愛部カップル紹介課に配属された。そこではファイルに記載された男女からベストカップルを選び出して、アイデアと工夫でカップルに仕上げることが仕事。ルシファーは、天使ミカエルや女神たちと頑張ってみるのだが・・・
コ メ ン ト
シナリオ 旗揚げ公演です。ストーリーは上記の通りで、ほとんど中身はありません。
キャスト メインの千田が浮いているほかは、まずまず面白いキャスト構成でした。砂岡西部は同じ大学の舞踊科出身でダンスを担当、岡本樋口は同じ音大出身で歌や楽器を担当、で息の合った芸を見せていただきました。
ナンバー ブロードウェイ系の替え歌のほかは、パッとしないものばかりでした。その代わりにハンド・ベルでの「星に願いを」、三味線でのバラードなど企画物が楽しかったです。
ステージ 大道具は舞台正面のゲートと垂れ幕のみ。小道具もちょっとした腰掛け用のブロックを4個使った程度でした。ステージが5角形だったので、少し使い勝手が悪いように見えました。
演 技 力 小関の演技はバツグンです。あいだも良かったのですが、ややテレが出ていました。交代でいろんなカップルを表現するため、かなり無理を感じました。特に座持ちが難しい様子でした。
歌 唱 力 ナンバーが良くないため、本当の歌唱力を見ることができませんでした。小関あいだは良く、岡本樋口もまずまずでした。
ダ ン ス ほとんど砂岡西部の二人でダンスをこなしていました。クラシックバレエ・ジャズ・フラメンコと楽しいダンスショーを披露してくれました。西部がバック転に失敗して大股開きを・・・普通はパニックになるでしょうが、見事に立ち直ってハードなダンスをこなしました(えらい!)。
総合評価 ミュージカルそのものは○、ショーとしては◎という評価です。観客にハンドベルを配って「ドレミの歌」を演奏(ポン太は低音の「ド」を担当)、ステージに観客を延べ6人も上げて「早口言葉」「手旗ゲーム」「ロングトーン」などのゲームを繰り広げました。比較的ノリが良く救われましたが、一歩間違えると大失敗にも。アンケートの他に「理想の恋人調査」を実施しましたが、これも単なるネタ振りにしか使われませんでした。ファンサービスはほどほどに・・・
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
ほるす
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