ミュージカル作品紹介(第54回) | ||
発明BOY カニパン | ||
■鑑 賞 日 平成10年12月30日(木) マチネ ■劇 場 名 博品館劇場(新橋) ■料 金 全席指定�,500円(前売料金) ■原 作 えん ■台本・演出 三ツ矢 雄二 ■音 楽 佐橋 俊彦 ■振 付 田村 連 ■衣 裳 宇野 善子 ■美 術 宮原 修一 ■照 明 林 之弘 ■音 響 小幡 亨 ■舞台監督 近田 佳明 ■歌唱指導 青木 FUKI ■特殊小道具 岩辺 健二 ■プロデューサー 片岡 義朗 ■製 作 ASATSU |
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キ ャ ス ト | ||
カニパン (佐野 瑞樹) ソルト (榎本 雄太) ナッツ (森野 文子) ラビオリ (安達 哲朗) タフィ (樋口智恵子) キッド (又村奈緒美) ソルトの母 (風間 水希) ペパー (水谷 誠伺) ソルト2世 (大浅 祐介) ナルト (鈴木 真仁) ほか |
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ス ト ー リ ー | ||
時代は近未来。A級発明家ライセンスの取得を目指すカニパンは、自作のロボットであるキッドを友人にしている。しかし、多くの発明によって社会システムが整備し尽くされたカニパンの社会では、発明家を目指す者は少数だ。ところがロボットによる凶悪犯罪も増えており、発明家を育成することは必要だと考えた警官ナッツは上層部を説得して、発明コンテストを開催することにしたのだった コンテストではキッドを使うカニパンの優勝が確実だと思われたが、キッドは何者かに誘拐されてしまった。落ち込むカニパン、慰める友人達。コンテストには、転校生ソルトのタフィが優勝してしまった。しかし・・・タフィがキッドを改造したロボットだと分かり、その原因がソルトの教育ママだと知った彼らは・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 子供を意識して作っただけあって、シンプルなものでした。内容的には「友達を大事にしなくちゃ」をテンポの良い話運びで作ってあって、秀作でした。アニメは知らないのですが、発明の話って子供も分かるのかしら。 |
キャスト | ◎ | 女優は主にアニメの声優がそのまま演じています。やはり違和感を持たせない配慮なのでしょうね。全体的に子供受けの良いキャスト構成に成っていました。 |
ナンバー | ○ | ナンバーリストが無かったのですが、「発明の…」「友達になろう」「スタンドアップ」が良かったですね。子供向けなのでインパクトは不足気味でした。 |
ステージ | ☆ | プロローグの雑然としたシーンを除けば、シンプルで分かりやすいステージ構成でした。小道具まで子供向けに配慮してあったのは脱帽でした。 |
演 技 力 | ◎ | 誰もが高校生を演じるのにとまどっているようでした。声と違って演技で若さを表現するのは難しいのでしょうか。水谷の野人と、風間の教育ママがなかなかでした。 |
歌 唱 力 | ○ | コーラスは雑味が多くて聞きづらいものでした。やはり歌唱指導はしっかりして欲しかったですね。風間のバラードはなかなか聞かせてくれました。森野も上手いのだろうと思いますが、やや力不足でした(カラオケ世代かな?)。 |
ダ ン ス | ○ | 動きのあるダンスシーンは多くなかったので、評価は難しいですね。縄田、大浅も見せ場が少なかったので残念です。風間のタンゴは、もう少し派手でも良かったと思います。 |
総合評価 | ◎ | 構成・演出に救われた面もあって、比較的落ち着いて観られました。できるならば、演技力と歌唱力のあるメンバーを増やしてバランスを取って頂きたかったように思います。次回作にも期待しています。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||