ミュージカル作品紹介(第51回) | ||
スタート・ライン | ||
■劇 団 コーラス・シティ ■鑑 賞 日 平成10年12月19日(土) マチネ&ソワレ ■劇 場 名 労働スクエア東京ホール(八丁堀) ■料 金 全席全日自由�,000円(前売価格) ■演出・脚本 石村 淳二 ■作 曲 金井 信 ■振 付 原 津加沙 ■歌唱指導 藤本 洋 ■演技指導 矢野 宣 ■美術監修 星埜 恵子 ■照 明 高野 勝征 ■音 響 LIBERTY ■舞台監督 川崎 耕平 ■演 奏 下田 仁,井出 幸子,佐竹 尚史 ■後 援 財団法人全国高等学校定時制通信制教育振興会 |
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キ ャ ス ト | ||
野沢けいこ (斉藤 清美) 町田としゆき (早川 博康) 浦辺ヨネコ (石村 麻子) 李美和 (正木 ゆか) 長野浩二 (田中 広喜) 三上ありさ (菊池 明美) 浦辺めぐみ (城間 優子) 横山ゆき (鈴木 千夏) 岡田健二 (菊池 貢) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
野沢と町田は定時制高校の教師だ。17人の生徒を迎え入れたが、個性的な生徒が多くて問題ばかり。中でも名門私立高の中退歴を持つ長野は問題児。どうやら家庭事情が原因らしいのだが、他人とトラブルばかり起こしている。クラス一元気なヨネコは65歳のおばあさん。ある日も長野を投げ飛ばすという荒技を見せたが・・・拗ねる長野を慰めるのは、同級生でヨネコの孫娘めぐみだった 野沢は生徒たちの心を開かせるために、町田と結婚するという芝居を始めた。生徒達に昔の体験や苦労話を語らせて長野を勇気づけようという魂胆で、その目的を達したが・・・? 高校の体育祭にリレー出場することに決めた生徒達。長野をアンカーにして、みんな頑張りを見せ・・・見事に結束を固めたのだった |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ☆ | 実話に脚色したそうで、とても分かりやすいシナリオでした。新人が修了公演で演じた作品を焼き直したのだそうです。 |
キャスト | ◎ | 目立ったキャストはありませんが、俳優の性格付けもしっかりしており、良かったと思います。 |
ナンバー | ◎ | 「高校に行きたい…」「ひとりぼっちの…」が印象に残りました。他にも良いナンバーはありましたが、ナンバーリストが貰えなかったので分かりません。主題歌「スタート・ライン」は、物足りませんでした。 |
ステージ | ☆ | 教室がメインですがシンプルに雰囲気を表現しています。開閉式黒板や両サイドの二段ステージなどが上手に使われ、ステージ換えの工夫がよくされていました。 |
演 技 力 | ◎ | ちょっとクサい俳優が混じっていました。素人らしさが逆に高校らしい雰囲気を出したとも言えます。早川と石村が目立ちました。菊池の怪演(?)は分かりませんでしたが・・・ |
歌 唱 力 | ◎ | パート分けもよく、リズミカルに唱っています。コーラスもよく整っていて本来なら☆なのですが、コーラス部分は録音で、俳優は口パクだったのが残念でした。動きを抑えてでもコーラスを唱って欲しかったので、1ランクダウンです。 |
ダ ン ス | ◎ | オリジナル風なステップが特に気に入りました。中でも田中と菊池のダンスは優れものです。菊池のしなやかな動きは貴重だと思います。 |
総合評価 | ☆ | コーラスが少し残念ですが、おまけの☆です。社会人が集まって運営している劇団にしてはグレードが高く、設団から11年目の貫禄を感じます。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
コーラス・シティ 事務局/東京都渋谷区幡ヶ谷2−45−1 Tel: |
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