ミュージカル作品紹介(第40回) | ||
アリババの夢 | ||
■劇 団 郡司プロダクション ■鑑 賞 日 平成10年11月3日(火) ソワレ ■劇 場 名 世田谷区民会館(世田谷) ■料 金 全席指定�,500円(前売料金) ■演出・振付・脚色 郡司 行雄 ■脚 本 杉本 かおり ■作 曲 秦 実 ■作 詞 PAORA ■美 術 孫福 剛久 ■照 明 狩野 常雄 ■音 響 西森 基文 ■衣 裳 栗本 宏美,東京衣裳 ■小 道 具 中村 エリト ■舞台監督 大塚 俊和 |
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キ ャ ス ト | ||
モルギアナ (齋藤 美代) アリババ (佐々木寛太) シヘラザ−ド (工藤弥乃吏) 王様 (小林 一徳) カシム (桐生 康詩) バードラ (月田真美子) ドレンス (滝川 健) タミア (鈴木 ノア) サム (樋口 知樹) ヤン (塚原 英樹) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
お馴染み千夜一夜の世界。我が儘で好奇心が強い王様に奴隷女のシヘラザードが語って聞かせる、世にも不思議な物語 手広く武器を販売する死の商人カシムの弟アリババは、大盗賊ドレンス一味の隠し洞窟に潜り込んで金貨と某王室から誘拐された王女モルギアナを盗み出すという荒技をやってのけた。欲深いカシムは、アリババに洞窟を案内させての謀殺を企んだが、ドレンスに発見されて八つ裂きにされた モルギアナを盗んだのがアリババであることを知ったドレンスは、一味を率いてカシムの葬式に紛れ込んだが・・・モルギアナの機転で乗り切ることになる |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 脚色はしてありますが、作品のベースが元々良いので・・・。 |
キャスト | ◎ | アンサンブルに子どもを大量に登用していますが、それに見合うだけの見せ場があり、キャストも期待に応えていました。 |
ナンバー | ○ | 特筆すべきものはありません。子どもを意識したものか、単調なナンバーが多かったのが残念です。 |
ステージ | ◎ | 鉄パイプを組み上げた2階分のスペースと階段が大道具。小道具も少なくシンプルでした。1公演だけだったこともありますが、やや安っぽい作りであったのが残念です。衣裳は多彩でいずれも華麗で、豪華ではありませんが色使いが見事でした。 |
演 技 力 | ○ | まあまあという水準です。桐生、滝川はリーダーシップを発揮していましたが、まわりが続かない感じがしました。齋藤も頑張っていました。 |
歌 唱 力 | △ | ナンバーが原因とも思われますが、はっきり言って下手です。声の良い人がいても価値なし・・・次回に期待します。 |
ダ ン ス | ☆ ☆ |
派手な動きを見事にこなす、次から次へとタイプの違う演出を見せる、しかも大人数なのに動きが揃っている、と感じましたのでスペシャルのダブルスターです。 |
総合評価 | ◎ | ダンスの冴えに比べて歌唱面の力不足が非常に残念です。いっそ割り切ってダンスショーで見せる作品に切り替えると良いかも知れません。またキャスト面で数人の大人に依存しているのが目立ちすぎます。 看板作品「GANg」同様に定番化していけば、グレードもアップするのでしょうか。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
郡司プロダクション 事務所/東京都世田谷区世田谷2−25−2 Tel: |
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