ミュージカル作品紹介(第39回) | ||
アパートの鍵貸します | ||
■劇 団 シルバーライニング ■鑑 賞 日 平成10年10月31日(土) ソワレ ■劇 場 名 かめありリリオホール(亀有) ■料 金 全席指定 S席3.150円(会員割引) ■原 作 ブロードウェイ「プロミセス・プロミセス」 脚 本:Neil Saimon 作 曲:Burt Bacharach 作 詞:Hal David ■邦訳・訳詞 竜 真知子 ■演 出 竹邑 類 ■音 楽 和田 典久 ■振 付 鈴木 レイ子 ■美 術 斎藤 浩樹 ■照 明 勝柴 次朗 ■音 響 松山 典弘,岩下 雅夫 ■衣 裳 倉岡 智一 ■ヘアメーク 市岡 利之 ■歌唱指導 西村 勝行 ■舞台監督 久保 年末 ■製 作 臼田 典生 |
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キ ャ ス ト | ||
フラン (石野 真子) チャック (曾我 泰久) ドレイファス (山谷 初男) ドービッチ (隈本 吉成) 役名不詳(佐山 陽規,村國 守平,夕鶴 みき,本多 裕子, 鹿志村 篤臣,上月 麻琴,稲木 雄二,五条 まい) |
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ス ト ー リ ー | ||
落ちこぼれ社員のチャックは、会社に近い自分のアパートを重役達の浮気部屋に提供することで、重役候補に上った。有頂天になった彼は、社員食堂に勤めるフランにモーションをかけ続けたが、彼女はドービッチ部長の愛人だった クリスマスイブに行きずりの女を連れてアパートに帰ったチャックは、睡眠薬で昏睡状態のフランを発見して大パニック。幸いにもフランを救えたが・・・後には解決すべき問題が・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | ビリー・ワイルダー監督の名作映画「アパートの鍵貸します」が題材です。テンポ良く楽しい仕上がりになっています。 |
キャスト | ◎ | 中年重役達に面白いキャラクターが集められていますが、全体としては冴えない感じがします。 |
ナンバー | ◎ | 「プロミセス・プロミセス」は良いナンバーです。あとは普通でしょうか。 |
ステージ | ☆ | 二棟のビルをイメージした可動ステージの窓を順番に開いて、いろいろな場面に応じた部屋を表現しており、暗転や幕を用いることなく分かりやすい舞台切り替えを見せてくれました。 |
演 技 力 | ◎ | 特にコメントする点はありません。やや粗い演技が目に付きました。 |
歌 唱 力 | ○ | 隈本の発声は良かったですが、他は今ひとつでした。石野と曾我のデュオも力不足でした。 |
ダ ン ス | ◎ | 稲木が女性達に混じって見せる七面鳥ダンス、中年重役達3人が揃ってみせるダンスはまずまず楽しいです。 |
総合評価 | ◎ | 全体を通して力不足を感じてしまいます。芝居としてもミュージカルとしても中途半端な感じがします。脚本やナンバーは良いようですので、演技力と歌唱力のあるキャストの登用に期待します。やはりチケット代相応という考え方があるような気がします。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
シルバーライニング 事務所/東京都渋谷区西原3−4−2−304 Tel: |
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