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ミュージカル作品紹介(第38回)
THE CLUB
■劇  団 宝塚歌劇団OG
■鑑 賞 日 平成10年10月30日(金) ソワレ
■劇 場 名 かめありリリオホール(亀有)
■料  金 全席指定 S席4,950円(会員割引)

■原  作 オフブロードウェイ「THE CLUB
 原  作:イヴ・メリアム
 選  曲:アレキサンドラ・イヴァノフ
■邦訳・訳詞 川本 華子
■演  出 釜 紹人        音楽監督 中西 長谷雄
■振  付 玉野 和典       美  術 朝倉 摂
■照  明 沢田 祐二,橋野 明智 音  響 高橋 巌
■衣  裳 宇野 善子       ヘアメーク 山崎 潤子
舞台監督 粟飯原 和弘,黒岩 泰夫歌唱指導 大場 公之
■製  作 秋山 佐和子,高橋 正篤
キ ャ ス ト
アルジー   (榛名 由梨)   バーティ   (高汐  巴)
ボビー    (朝香じゅん)   ジョニー   (郷 真由加)
ヘンリー   (千珠  晄)   マエストロ  (麻咲 梨乃)
フレディ   (瀬戸内美八)                 
ス ト ー リ ー
 紳士の社交場であるCLUBでは、男たちだけで酒を飲み、女の話、下らぬ世間話を過ごしている。今日も今日とて、不倫相手の自慢話に花が咲き、妻への不平不満も語り出す。そして賭事や芝居練習などを始めるのだった。そんな理事長のアルジーの下へ一片の電報が舞い込んだ。彼の4人目の妻となる女性が、クラブメンバーの一人と密通しているというのだが・・・
コ メ ン ト
シナリオ シナリオはまずまずシンプルで、欧米のクラブ社会の説明もある程度されるのですが、やはりよく分かりません。ただし、観客もそこまでの説明を求めていない様子でした。
キャスト 紳士達4人のカラー分けが明確でありませんが、まずまず面白いキャスト構成でした。宝塚ファンには涎が出るほどの豪華キャストだそうです。
ナンバー 数は多いのですが、格別のものはありません。
ステージ 段差付きのステージにピアノが一台あり、あとは4つの椅子を上手に使っています。小道具のステッキもなかなか上手に使われています。
演 技 力 女性が男役を演じきると言う点では、極めて優れた演技力です。ただし紳士を演じ切れているか、ということではやや不足な感じがします。強いて上げれば朝香でしょうか。
歌 唱 力 低音と高音を上手に唱い分けていますが、所々で女声に戻るのが難点でしょうか。
ダ ン ス 各人が見せるタップダンスは☆ですが、ステッキや椅子を使ってのダンスは少し物足りない気がします。
総合評価 宝塚のOGを集めた企画もので、オフ・ブロードウェイ作品としては著名な本作が選ばれたようです。何と言っても観客に占める女性(とくにオバサマ)の数が多く、おそらく95%だったでしょう。「女が語る男の官能の世界」というのも不気味でありました。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
宝塚歌劇団OG
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