ミュージカル作品紹介(第37回) | ||
ローマの休日 | ||
■劇 団 東宝ミュージカル ■鑑 賞 日 平成10年10月20日(火) ソワレ ■劇 場 名 青山劇場(表参道) ■料 金 全席指定 S席7,500円(JCB貸切料金) ■原 作 パラマウント映画「ROMAN HOLIDAY」 ■脚 本 堀越 真 ■音 楽 大島 ミチル ■作 詞 斉藤 由貴 ■振 付 謝 珠栄,知久 公子 ■衣 裳 渡辺 雪三郎 ■装 置 堀尾 幸男,満田 和見 ■照 明 服部 基,萩原 詩子■声楽監督 北川 潤 ■演 出 山田 和也 ■製 作 酒井 喜一郎,坂本 義和 |
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キ ャ ス ト | ||
アン (大地 真央) ジョー (山口祐一郎) アーヴィング (真城 仁) プロヴノ (中丸 新将) マリオ (井上 順) ヴィアバーグ (草笛 光子) 大使 (藤堂 新二) 警察署長 (北川 潤) 記者・花屋 (安宅 忍) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
とある王室の王女アンは、随員と共にイタリアのローマを訪れた。ヨーロッパ各地を巡る親善訪問にうんざり気味の王女は、自由が欲しいと駄々をこね、目を離したスキにバルコニーから脱走してしまった 若さを持て余す新聞記者ジョーは、仲間との掛け麻雀に大負けした帰り道、街頭で眠り込んでいたアンを拾ってしまった。おかしな素振りを見せるアンを酔っぱらいと信じて保護したつもりが、急病と発表中の王女であることに気付いた 特ダネ記事を取ろうと張り切ったジョーは、親友のカメラマンアーヴィングを呼び寄せ、三人で市内観光に乗り出す。夜にはダンスショーに参加し、王女のSPたちとの乱闘や川へのダイビングを楽しんだ二人だったが、王室の責任を重く感じるアンは、正体を告げることなく王宮へ帰っていく・・・ |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ☆ | パラマウント映画の名作「ローマの休日」を世界で初めてミュージカル化した作品。極めてシンプルにバランス良くストーリー化されています。敢えて難を言うなら理髪師のマリオの存在でしょうか。 |
キャスト | ☆ | エキストラはあまり冴えませんが、良いキャストが揃っています。大地と相性の良さそうなメンバーが集まっているようです。 |
ナンバー | ◎ | 「ローマの休日」「自由」「祈る想い」が良かったです。和製ミュージカルということで、ブロードウェイ物にありがちな翻訳のぎこちなさは少なく感じました。 |
ステージ | ◎ | 回り舞台を上手く利用した豪華絢爛な舞台セットが展開します。が、それだけです。またローマの主要な建築のミニチュアが、いくつも登場します |
演 技 力 | ☆ | 山口の演技はラフさを見せつつも緻密で素晴らしかったです。宮川のすっ転ぶ演技やかわいい演技がひげ面にマッチして楽しかったです。大地の良さは言うまでもありません。 |
歌 唱 力 | ☆ | ほとんどのナンバーは大地が唱います。草笛は何となく下手です・・・。北川がソロで聞かせるシーンがありますが、これは声量豊かなオペラ調でした。 |
ダ ン ス | ◎ | とくにコメントする点はありません。 |
総合評価 | ☆ | 東宝のオリジナルミュージカルですが、他のブロードウェイ物と遜色はないと思います。やや日本風にアレンジしてありますが、ブロードウェイへ逆輸出しても良いかも知れません。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
東宝ミュージカル | ||