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ミュージカル作品紹介(第29回)
夢で踊ろうPart8 童夢編
■劇  団 大久保企画
■鑑 賞 日 平成10年9月4日(金) ソワレ
■劇 場 名 東京芸術劇場(池袋)
■料  金 全席指定 S席5,000円(前売料金)

■脚  本 見崎 新吾      潤色・演出 いさと やすのり
■音  楽 広川 典男      振  付 原田 宏美
■歌唱指導 江頭 順子,高橋 まこ照  明 桐山 元一
■音  響 遠藤 広志      衣  裳 村瀬 夏代 他
■舞台監督 望月 康彦      小 道 具 中山美奈子 他
■演  奏 広川 典男,五島 和成,NATSUKO,
      森 重夫,佐藤 タカ,真島 宏慈
■製  作 大久保 良太,中山 美奈子,山本 真菜美
キ ャ ス ト
スウォッチ (大谷美智浩)    チソット  (麻丘 美頼)
ジン    (匠  耕作)    オメガ   (比楽伊久子)
タグ    (山本 泰子)    オーリン  (中野 綾子)
カシオ   (木澤  豊)    アルバ   (久永 智美)
ガバナー  (大野 昌之)    オーリンの母(小川 芳未)
スウォッチJr.(安倍真琴)    予言者   (横部 彰子)
マルマン  (間島 正明)    タイメックス(池羽 靖宏)
                            ほか
ス ト ー リ ー
 核戦争から120年後の地球。生き残った人々達はシティを建設したが、一方でブラックマーケットと呼ばれるスラム街も形成された。そのブラックマーケットで突然広まったのは、自由に夢を見ることができるメラトン・・・悪漢スウォッチとがばらまく怪しい薬だ
 そんな折、マーケットに一人の記憶喪失の少女が現れた。彼女は気のよいタグオーリンに匿われオメガと名付けられたが・・・その翌日オーリンが誘拐されてしまった。マーケットでは多数の女性が行方不明になっているらしく、暗躍するスウォッチ軍団の背後には、得体の知れない女性チソットがいるらしい。オメガ達はチソットの屋敷に乗り込んだが・・・
コ メ ン ト
シナリオ 少し前提となる話がよく分かりませんが・・・プログラムでフォローしてありますので、まずまず分かりやすい内容です。テンポ良く楽しく場面が展開するため、ごく自然に愉しむことができます
キャスト ダンスも歌もバランス取れたキャストが揃っています。一番存在感があるのは、やはり大谷ですね。スターというのはどんな役柄でも輝くようです。
ナンバー SeeMe, feel me, hear me, help me」がなかなか聞かせてくれます。「Dream」も良かったです。
ステージ 可動式床とエレベータを使った演出がなかなか面白いです。大きな時計の振り子や金網の柵、と若干の小道具のほかは用いずに、ステージがすっきりしています。
演 技 力 比楽の演技はメリハリが利いて良かったです。大谷安倍の織りなすスウォッチ軍団はパリッとしていて気持ちいいです。それから小川の母親役もなかなかです。気と体を張った演技が舞台を何度か圧倒していました。
歌 唱 力 ソロで唱う比楽中野安倍はいずれも良かったです。コーラスはもう少しパート分けを明確にして欲しかった感じがします。雑多な声で同じパートを唱うと雑味が出てしまいますね。
ダ ン ス ダンスはスウォッチ軍団のものがよく揃っていて綺麗でした。ナンバー「Ladies&Geantleman」でのダンスもなかなか楽しい感じでした。全員が思い思いのダンスを踊るのは見苦しかったのですが・・・比楽の忠実なステップとキビキビしたダンスは、浮かび上がって見えました。
総合評価 全体としてみれば☆ですが、個々のシーンで見れば難しいところもありました。またコメディーと謳っている割には、笑いの取れるシーンが少なかったように思います。逆にロックの方はバンドが舞台を占有する時間が長く、いささか興醒めしました。というわけで一応おまけ。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
大久保企画
 事務所/東京都豊島区南池袋1−20−1    Tel:
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