ミュージカル作品紹介(第24回) | ||
鏡のキューピッド | ||
■劇 団 ミクロコスモス ■鑑 賞 日 平成10年8月28日(金) ソワレ ■劇 場 名 恵比寿エコー劇場(恵比寿) ■料 金 一部席指定�,500円(前売料金) ■脚本・作詞・演出 犬石 隆 ■舞台監督・美術 斎木 信太朗 ■作 曲 玉麻 尚一 ■照 明 山田 茂 ■音 響 遠藤 秀樹 ■歌唱指導 植原 美幸 ■演 出 加治 真理,石黒 久也 ■製 作 小川こういち,ダンススクエア代官山,ミクロコスモス |
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キ ャ ス ト | ||
葉月 (小山 菜穂) 百合華 (加藤 裕月) 諄 (江口 舞) 千秋 (立川 洋美) 真奈美 (古賀久美子) 亜矢 (駒谷 舞) ほか多数 |
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ス ト ー リ ー | ||
葉月はちょっぴり太めの女の子。やや自虐気味で生来のイジメられっ娘だが、気が強く、自己主張も強い。彼女のバイト先には諄という想い人がいるのだが、彼もバイト仲間と一緒にいじめるので、葉月は幻滅気味だ そこへ現れた百合華は、唐突に葉月と友達になりたいと言う。彼女は、長年親戚に預けられてきた愛情を知らない娘。遊ぶ金がなかった葉月と、遊ぶ友達がなかった百合華は、対称的な性格故に惹かれるのだった そんな葉月に諄からのプロポーズ。実は陰謀話だったはずが、諄は葉月にゾッコン。舞い上がり状態で、すっかり明るく変身した葉月に、もはや隔離を感じてしまった百合華・・・自分は葉月の心の中で生き続けていくと宣言し入水自殺をした |
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コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 主人公の設定が冴えていて、面白いです。ちょっと百合華の存在が浮いてしまうものの、全体を通して愉しめました。 |
キャスト | ☆ | 若いパワーが溢れています。ちなみに小学6年の駒谷を除いて、全員中学3年〜高校1年です。 |
ナンバー | ◎ | 「バイトで楽しい夏休み」「世界の終わりの夏」がお薦めです。いずれもテンポの良いナンバーでした。 |
ステージ | ◎ | 鏡をイメージしたゲートが大道具。あとはいろいろな小道具が映えます。とくにカラーボックスを使った演出は優れています。 |
演 技 力 | ☆ | みな堂々とした演技を見せてくれます。大学の演劇部でもここまでの水準の演技を観せられるか分からないほどです。江口は見事に男性を演じきっていました。駒谷も年齢差をはね除けて熱演していました。 |
歌 唱 力 | ◎ | これは発展途上中です。それでも小山、加藤の発声は良いですね。 |
ダ ン ス | ○ | 格別コメントすることもありませんが、セーラー服姿のダンスに隣の兄ちゃんが涎を垂らしていました。芸術は芸術として観賞しましょう(笑)。 |
総合評価 | ☆ | 1時間程度の小作品ですが、よく纏まっています。キャストも精一杯演じており、このまま揃って成長していけば、かなり期待できる劇団になるのでしょうか。でも本職が学生ですからね。 ちょっと内容の難しい寸劇「極楽金魚」と同時上演されました。こちらは学生劇っぽい仕上がりでした。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
ミクロコスモス 事務所/東京都渋谷区猿楽町10−14 Tel: |
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