前回へ  ホームへ  次回へ
ミュージカル作品紹介(第23回)
Born
■劇  団 ダンスウエスト
■鑑 賞 日 平成10年8月26日(水) ソワレ
■劇 場 名 アートスフィア(天王洲アイル)
■料  金 全席指定�,000円(前売料金)

■脚本・演出・作詞 吉野 圭吾
作詞・音楽 楯 直己
■振  付 香瑠鼓        音  響 恩田 哲寛
■舞台監督 金田 朗敬      衣  裳 兼松 菜都美
■撮  影 堀 隆弘       照  明 安藤 俊雄
キ ャ ス ト
少年     (吉野 圭吾)    少女     (安寿 ミラ)
青い服の少年 (森山 開次)    アンダーステディ(関根英美)
アンサンブル(荒井 美乃里,矢口 容子,紀元 由有,東山 義久)
ス ト ー リ ー
 母親の胎内から生まれようとする少年は、長い長い夢を見た。自転車を見つけて乗り回すウチに二本足で歩く子犬と出会って戯れる一つ目の夢。仲間たちと砂細工で作り上げた人形が、魂を得て人間の少女になった二つ目の夢。丘の上から一人の少女と夕焼けを眺める・・・そしてお互いを好きになって、嫌いになって、離れていき、取り残されていく三つ目の夢。自分は生まれたくないと言う蒼い服の少年と遊び、強く抱きしめて励ます四つ目の夢
 そして、新たなる命の誕生・・・を幻想的に描くオムニバス形式
コ メ ン ト
シナリオ ほとんど無言劇であるため、シナリオ理解は難しいです。一見、支離滅裂な展開も全て夢だったと説明されて納得しました。
キャスト 演技派が揃っています。アンサンブルはSTEPSのメンバーです。
ナンバー Ones'sFirstLove」「BORN」がお薦めです。本当の意味でのナンバーは数が少なくて、少し寂しいです。多くはバックグラウンド・ミュージックでした。
ステージ 真ん中に丸いステージがあるのみで、小道具もわずかです。照明とスモークを活かして神秘的な空間を上手に演出しています。しかしステージはあまりにも暗いです。
演 技 力 もうバツグンですね。しかし吉野は脱ぎに脱ぎます。オバサンの観客が多いのは、これが目的だったのでしょう。
歌 唱 力 吉野安寿は上手です。アンサンブルは上手にサポートしていました。
ダ ン ス スローモーな粘りがあるダンスが中心でした。動きがよく揃っていて、ケチを付ける余地はありません。
総合評価 吉野の独立後、最初の作品です(keigoに改名したそうですが、四季では吉野として有名でしたので、そのまま紹介)。
無言劇にミュージカルナンバーが付け加わった感じで、少し物足りませんでしたが、ショーステージとしては最高に素晴らしい作品でした。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
ダンスウエスト
前回へ  ホームへ  次回へ