ミュージカル作品紹介(第19回) |
夢のタイムリミット |
■劇 団 劇団スイセイ・ミュージカル ■鑑 賞 日 平成10年8月8日(土) マチネ ■劇 場 名 東京芸術劇場 中ホール ■料 金 全席指定 S席5,500円(会員割引料金) ■演出・振付・作詞 荒巻 正 ■台本・作詞 高橋 由美子 ■作曲・音楽監督 八幡 茂 ■振 付 中川 久美 ■舞台監督 桑山 正道,原田 修司 ■美 術 野村 真紀 ■照 明 高山 晴彦 ■音 響 小幡 亨 ■衣 裳 桜井めぐみ,石井 早苗 ■歌唱担当 荒木 淳子 ■演出助手 伴 眞理子,磯部 美枝 ■製 作 石井 早苗,金澤 秀則,長谷川 崇,川島 弘士 ■製作総指揮 西田 直木 |
キ ャ ス ト |
メグ (隅田 亜矢) ケン (吉田 要士) オーロラ (岡田 静) プリズム (おりも政夫) グロリア (中村 晃子) 美術館館長 (中川 久美) ヤマト (藤森 裕美) 亀夫 (森本登志郎) マリア (岡本 新) 珠子 (佐藤 志穂) ほか |
ス ト ー リ ー |
光の国を描いたメグの絵が美術館に飾られることになった日、突然光の精霊たちが現れて、メグと兄ケンは光の国へ招かれた。国王プリズムはメグを讃え、250年ぶりの皆既日蝕を共に見守ることを提案した。だがメグが「闇なんて大っ嫌い!」と叫んだとき、闇の国の女王グロリアが顕れてプリズムを拉致してしまう プリズムが戻らなくては日蝕は終わらない。メグは王妃オーロラや侍従達を連れて闇の国を目指すことになった。しかしグロリアの罠がいくつも張り巡らされ・・・夢と光を取り戻すタイムリミットが迫る |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | ストーリーは子供を意識しているためか、やや単調気味で厚みに欠けています。どうしても先の展開が見えてしまうのは仕方がないかも知れません。 |
キャスト | ◎ | スイセイならではの豪華キャストです。 |
ナンバー | ○ | テーマ曲「光のテーマ」が最高で、とくにコーラスが良いと思います。他のナンバー迫力に欠けます。 |
ステージ | ◎ | 光と煙と幕を組み合わせたステージ美術は最高です。舞台装置は階段と門を併用した巨大な舞台装置を使用しており、概ねシンプルなものに成っています。 |
演 技 力 | ◎ | 声のトーンも、鬼気迫る悪女役も、中村のパワーは素晴らしいですが、後半に少しダレてしまうのが残念です。おりもは今回あまり活躍する機会がありません。 |
歌 唱 力 | ○ | まあプロの集団ですから歌唱力がありますが、ナンバーがちょっと力不足です。今回は、岡田の歌唱力が不足気味に感じました。 |
ダ ン ス | ◎ | ダンスもダイナミックなものが多くて楽しめます。 |
総合評価 | ○ | 夏休みに合わせた子供向け?ファンタジー・ミュージカルです。95年のスイセイ旗揚げ公演、96年の再演に続く再々演です。初演、再演のパンフレットと比較すると、かなり洗練されてきているようですが、キャストがパワーアップされたほどに内容は充実し切れていない感じがします。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
劇団スイセイ・ミュージカル 事務所/神奈川県川崎市多摩区布田21−3 Tel: |
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