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ミュージカル作品紹介(第17回)
Fine 〜 明日への輝き 〜
■劇  団 南青山少女歌劇団
■鑑 賞 日 平成10年7月30日(木) ソワレ
■劇 場 名 新国立劇場 小ホール
■料  金 全席指定�,000円

■演  出 八木橋 修     脚  本 小野 真一
■振付監修 名倉 加代子    TAP振付 HIDEBOH
■美  術 土屋 茂昭     音  楽 梶浦 由記,玉麻 尚一
■舞台監督 名鏡 雅宏     製  作 藤田 早苗,木村 政継
■プロデューサ 猪熊 佐恵子
キ ャ ス ト
戸崎玲緒  (久積 絵夢)    平石明日香 (飯尾 摩耶)
深沢里紗  (十川貴美子)    真柴純子  (広橋 佳依)
大木翼   (田嶋亜弥子)    奥居裕喜  (池田 淑子)
矢野涼子  (飯田  未)    陶山恵   (篠原 有加)
山口千里子 (林  里紗)    吉岡りえ  (石渡 歩美)
戸崎一樹 (HIDEBOH)              ほか
ス ト ー リ ー
 超有名な劇団員養成学校「NANSHO」のオーディションに合格した10人の女の子。その中に素人で合格をした玲緒の姿があった。兄一樹譲りのタップダンスと持ち前の剽軽さで仲間の人気を集める彼女に、子役劇団で苦労を重ねてきた里紗が対抗意識を持ってくる
 ところが、渡米中の兄を銃弾に奪われた玲緒は、すっかり意気消沈。対する里紗はメジャーデビュー。取り残された明日香たちは。玲緒を核にTVの公開コンテストへの出場を決めるのだが・・・未練を残した一樹は、メンバーの純子の体を借りて玲緒を励ます
コ メ ン ト
シナリオ いわゆるサクセスストーリーです。途中で不良仲間がどうのこうの・・・というシーンがストーリーをやや腐らせた感じはありますがオリジナル性があって楽しいです。
キャスト これから卒団して女優やアイドルを目指す子供たちが中心に成っています。メンバーは当然ながら17歳から20歳と若いですね。一番インパクトがあったのは十川です。見事な憎まれ役を演じ、技術でも久積と並んで高水準です。さらなる成長に期待ができそうです。
ナンバー 芝居とナンバーが完全に分離しているのも惜しまれます。もう少し不自然さのないナンバーにならないでしょうか。
ステージ きわめてシンプルです。ステージ両サイドのミラーがチラチラ動くのが気になるのと、暗転やフラッシュを多用するのが少し問題でしょうか。
演 技 力 まあメインはダンスですから・・・飯尾は今回の卒団生だそうですが、なかなか楽しい子です。男の子ッポい仕草や口調は演技なのか、平常からそうなのか?きわめて自然でした。
歌 唱 力 声も揃っていて綺麗でしたね。カラオケ世代といいますか、発展途上中だと思います。
ダ ン ス 10人が揃って派手なアクションをこなすのは「見事」の一言に尽きます。リズミカルな動き、セクシーな動き、伸びと張りのあるダンスを次々に展開してくれます。タップダンスは何度かありますが、何となくステップと音が合わない感じがして違和感がありました。ホールの反響の問題でしょうか。
総合評価 とにかくダンスが見物です。若い女の子ばかりですと・・・オジサンは何度も見に行けませんが(オイオイ!)。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
南青山少女歌劇団
 事務所/東京都港区南青山2−6−20   Tel:
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