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ミュージカル作品紹介(第10回)
Dream Again
■劇  団 IMAプロジェクト(IMA先生方を支える会)
■鑑 賞 日 平成10年1月25日(日)
■劇 場 名 世田谷パブリックシアター
■料  金 全席自由♂~

■構成・演出 忠の仁
台本・編曲・音楽監督 近藤 浩章
■音楽指導 河崎 美智子     振り付け 内御堂 真弓
■舞台監督 西方 亨       総合監修 堀内 完
■演  奏 井出 幸子、枝本 哲也、C・オーグメント・オーケストラ
キ ャ ス ト
一ノ瀬 守   (45歳:本田 幸三  ″ホ:井坂 功一)
逗子 亜弓   (43歳:佐田 亜樹  ″ホ:齊藤  舞)
三上  肇   (42歳:石原 義文  ″ホ:芳賀 正次)
 田島 笑美子  (43歳:伊田 早百合 ″ホ:泉岡 まさよ)
黒木 踊子   (41歳:林  統子  ″ホ:岡田 朋美)
由利 詩乃   (39歳:大崎 秋子  ″ホ:鈴木 利香)
目黒 智輝   (40歳:森川 隆次  ″ホ:赤瀬 賢二)
                             ほか
ス ト ー リ ー
 ミュージカル・アカデミーを卒業した7人は、一緒に卒業公演に取り組んだ仲間だが、俳優に残ったのは亜弓だけだ。演出家のはいつか7人集まって公演をやりたいと考えていた。卒業して22年が経ち、アカデミーの恩師達が一斉解雇されるという事件が起きた。恩師を励ますため、7人が役割分担をして若手を教育して激励公演を行う提案をしたのだった
 懐かしいアカデミー時代を懐かしみつつも、纏まらない仲間たち・・・しかし正直な自分でぶつかり合うことで、みな昔の関係を取り戻した。そして激励公演が始まる・・・
コ メ ン ト
シナリオ これはミュージカル養成所IMA(いずみたく・ミュージカル・アカデミー)で実際にあった講師解雇に抗議することを目的に作られたミュージカルです。登場人物は7人(アンサンブル=コーラスを除く)であり、シナリオも時間制約上やや単調でした。
キャスト 年齢差をメイクなどで区別するのでなく、全く別のキャストで演じているのがミソです。
ナンバー 全体的に良い構成になっています。テーマ曲の「IMA・IMA・IMA」がアンサンブルのコーラスを交えて素晴らしい物でした。
ステージ 若干の大道具と小道具が使われましたが、大道具のシンプルさに比べて小道具の諄さが目立ちました。シナリオの短さを考慮すれば、もう少し小道具も整理されるべきでしょう。
演 技 力 ストレートプレイとしてはまずまずでしたが、かなり観客を意識して演技していました。どちらかと言いますと身内関係者が多かったようですので。演技力は壮年時代を演じる方が優れ、青年時代を演じる方は見劣りしました。
歌 唱 力 キャスト個々の発声も良く、比較的調和が守られていました。
ダ ン ス 特筆する点はありません。
総合評価 ストーリーとナンバーが完全に分離しているのが残念です。いずみたく氏は「伊東に行くならハトヤ(CMソング)」「いい湯だな」「ゲゲゲの鬼太郎(主題歌)」「太陽がくれた季節」などの作曲で知られ、ミュージカルに対する造詣も深くIMAを設立した経緯があります。1992年に氏が亡くなり、経営陣が一新されたことに発端があるのだと云うのですが・・。
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています
なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください
ア ク セ ス
IMAプロジェクト
 事務所/東京都目黒区青葉台4−6−6 C・オーグメント内
 プログラムのオマケに、テーマソング入りカセットが付いていました。
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