今月のミュージカル(第11回) |
His Case, Their Case, Her Case |
■劇 団 MAWS ■鑑 賞 日 平成10年2月21日(土) ソワレ 平成10年3月7日(土) ソワレ ■劇 場 名 アーサーベル(日比谷) ■料 金 全席自由�,250円(食事、飲み放題付き) ■監督・監修・台本・作詞・作曲 厚木 強 ■歌唱指導・作詞・作曲 榎本 みゆき ■振り付け 大川 恵子 ■照 明 岡田 良太(劇団未来良夢) ■演 奏 相沢 忍、松木 こず枝、厚木 強 |
キ ャ ス ト |
明美 (相沢 忍) サトシ (岩浪 彰良) 天使A (榎本みゆき) 天使B (大川 恵子) 天使C (駒宮 愛) ユリカ (井上 諭美) マリ (松木こず枝) |
ス ト ー リ ー |
サラリーマンのサトシは、毎日毎日の得意先回り。ふと気が付くと今日は幼い娘の誕生日。娘へのプレゼントは買っていない。そういえば昨日は結婚記念日。何とか穴埋めをしようと考えたとき、素朴な疑問を感じた。そして聞こえてきたのは懐かしい母親(天使B)の声。「オマエは過労死で死んじゃったんだよ」と声は語る。突如の狼狽に見舞われるサトシだが・・ 次に登場するのはユリカとマリというお気楽17歳コンビ。世の中に愛想を尽かせて睡眠薬自殺を図ってきたという二人を見習い天使Cは、天界が如何につまらないかを納得させ、二人を地上界に送り返すことに成功した 最後にOL明美39歳は、金持ち嬢様の友人を殺し、名を変えて逃亡中の身。時効成立を目前に交通事故で死んでしまった。ベテラン天使Aは、その実力を示すべく明美の説得を試みる。このまま死ぬのが幸せか、生き返って罪を償うのが幸せか、究極の選択を迫られた明美は... |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ◎ | 天国ネタは・・・多いのですが、天界を訪れた亡者(正確には幽体分離しただけですが)を地上界へ送り返すというストーリーは楽しめます。しかも限りあるショータイムで3シーンをこなすのはなかなかです。 |
キャスト | ◎ | ベテランの榎本を除いて、みな20歳代です。それだけに真剣味と迫力あるパワーが感じられます。 |
ナンバー | ◎ | テーマソングの華がお奨めです。これも含めて大半のナンバーは過去公演のナンバーを再利用しています。 |
ステージ | ◎ | スナックの一画にステージと観客席を設けるので、大道具はありません。小道具はカバンとハリセン・・・ほかです。キャストの演技力が試されます。 |
演 技 力 | ○ | コンパクトに纏まった演技を見せます。岩浪と相沢のボディー&フェイス作りが良いです。井上と松木は発展途上中という感じです。 |
歌 唱 力 | ◎ | 歌唱指導もする榎本が一番優れていますが、大川と駒宮の声の響きも良いです。 |
ダ ン ス | ○ | ステージが狭いため、観客に遠慮しての動きの少ないダンスがあります。 |
総合評価 | ◎ | 不定期に催されるプチ・ミュージカル「シアター・ベル」第5弾です。制約が多いため、ちょっと気が抜けてしまうのは仕方がありません。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
MAWS 事務所/東京都中央区銀座6−3−12 Tel: |
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