ミュージカル作品紹介(第8回) |
ピアニスト(第二部) |
■劇 団 スイセイ・ミュージカル ■鑑 賞 日 平成9年11月29日(土) ソワレ ■劇 場 名 青山劇場(表参道) ■料 金 全席指定 S席8,000円(今回は無料ご招待) ■企画・構成・プロデュース 西田 直木 ■演出・脚本 忠の仁 ■作曲・音楽監督 八幡 茂 |
キ ャ ス ト |
クララ (剣 幸) ロベルト (鹿内 孝) アリス (鈴木早智子) アルビン (高岡 健二) メンデルスゾーン(おりも政夫) エルスティーネ (中村 晃子) 占い師ウーパー (中川 久美) ナンニー (藤森 裕美) ほか |
ス ト ー リ ー |
裁判の結果、ついに結婚が認められたクララとロベルトだったが、二人とも幸せになれない。ロベルトの楽譜は相変わらず売れないし、スランプのために体を持ち崩し気味だ。一方のクララは、これまでのコンサートを止めさせられ、すっかり退屈な毎日だ。しかも夫に気兼ねしてピアノの練習さえもできない クララの演奏会を盛大に催した結果、ロベルトの楽譜も売れるようになった。しかし親友メンデルスゾーンの急死が引き金となって、ロベルトは精神錯乱による入水自殺を図った・・・ |
コ メ ン ト | ||
シナリオ | ○ | まずまず練れていて面白かったのですが、主人公のクララが霞むほど盛り沢山の人間模様を組み込んであったので、やや飽きました。駄洒落を連発しますが、あまりに詰まらないものでした。 |
キャスト | ◎ | 客演が中心のようですが、まずまず纏まりあるキャストだと思います。ちょっと年齢プロットに無理のあるキャストが数名ありましたが・・・ |
ナンバー | ◎ | 「私はピアニスト」というナンバーは胸に響き、翌日に余韻が残るほど良いものでした。残りのナンバーのタイトルが分からないのですが、あまり印象に残るものはありませんでした。 |
ステージ | ☆ | 中央にやや高い平面ステージ、右ソデに階段を設けたシンプルなステージ構成です。小道具も最小限で分かりやすいものでした。 |
演 技 力 | ◎ | 青年期から老年期までを演じ分ける鹿内は苦労していたようでしたが、青年に無理を感じたほかは見事に演じていました。F・ビーク役はおりもよりも菱谷の方が良かった感じがします(しかし全体が引き締まったのはおりもの方です。菱谷はちょっと浮いていました)。剣の晴れやかな演技も◎です。 |
歌 唱 力 | ◎ | 突き抜けるような歌声を披露する剣は、元宝塚トップの貫禄を見せつけます。 |
ダ ン ス | ○ | 特筆すべきものはありません。この日の同行者(前回とは別人)は、「私はピアニスト」でなぜ何故突然にピアニストが踊り始めるのか・・・不平タラタラでした。 |
総合評価 | ◎ |
内容は盛り沢山なのに全体として平べったい印象を受ける本作は、分かりやすいと取るのか、インパクトが薄いというのか、お客さまによって評価が割れるのではないでしょうか。 今回は青山劇場の前列席を無料で貰った(理由は第6回を参照)ので、あまり文句を言いません。 |
上記コメントはポン太の主観&独断に基づいています なお、評価ランクはポン太の五つ星を参照ください |
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ア ク セ ス | ||
スイセイ・ミュージカル 事務所/神奈川県川崎市多摩区布田21−3 Tel: |
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