近頃はチラシやプログラムにウェブサイトのアドレスを入れる劇団が増えましたね。劇団の活動をPRする上で有効だと思うのですが・・・新設されるサイトもあれば、いつの間にか廃止されるサイトもあります。
サイトのコンセプト
劇団のサイトは、どのようなコンセプトで作られるのでしょうか。
最大のものは、次回公演のPRではないか、と思います。過去公演の紹介をしたり、練習風景を画像付きで紹介したり、していますね。キャストやスタッフのコメントを掲載するものや、コラムを載せるサイトも面白いです。チケットや友会の情報など盛り沢山のサイトも嬉しいです。
逆に言えば、公演スパンの長い(年1公演とかの)劇団では、次回公演までの間がありすぎて、更新が滞ったり、作成者の都合で廃止になったりするようです。公演の数が増えないとコンテンツが増えないという問題もありますね。
お手本になるのは・・・
一番に情報発信に熱心で、どの劇団にも手本になるのは、STEPSです。オリジナルドメインも取得し、客演情報や劇団員の情報発信など豊富なコンテンツです。またデザイン性も良く、一度リニューアルされてから、アクセス性が良くなっていますね。
ただ横山代表のお名前や劇団員の客員出演は、外部で耳にするものの、本団活動が少な目に成っているのが心配なところです。コンテンツの一層の充実のためにも、本団活動も充実して欲しいです。とくに新作を希望しますね。
なぜお手本になるかと言えば、非常にユーザー重視の路線を貫いているからです。コンテンツのリンクは分かりやすく分類し、系統立って整理されています。画像も吟味されていて、低速アクセスでも苦しくない程度に軽量化されています。あとは期待を裏切らない、マメな更新ですか。
要するに、お金と時間
劇団HPで重要なのは「開発に必要な予算をどうするか」ということですね。当初は、インターネットに詳しいスタッフによるボランティアに依存すると思います。でも、無報酬に限界があり、作成者の費用負担は大きいのです。ドメイン名を取得したり、他サイトとリンクの交渉をしたり、関連サイトの検索をしたり、素材を電子化したり、ですね。会計担当者さま、HP作成者に資金援助をしてあげてください。。。初期バージョンだけは、信用できる業者に外注するのも手ですよ。ロゴや壁紙作成の技術力が全く違います。
つぎに、「更新に必要な時間をどうするか」ですね。劇団フリークなら良いのですが、劇団員本人が作るのは大変です。とくに公演が間近に迫ってきての更新は、物理的に不可能です。メールでの問い合わせや、チケットの対応・・・滞ってしまうと、本番に丸々響いてしまいます。ある程度軌道に乗ってしまうとラクではありますが。
最後に、「はっきり言って、根気」です。アクセスカウンターが進まないと、なかなか更新意欲に繋がりません。カウンターが進んでいても、進めているのは劇団員とか関係者とか自分とか(笑)・・・。でも「継続は力なり」です。コンテンツが充実すれば、サーチエンジンにも登録されますし、相互リンクなども増やせます。公演が終われば、観客のアクセスも増えます。公演終了日に「ご来場ありがとうございました」のメッセージなどを忘れずに。
それでもサーチエンジンに登録されたり、ウチからリンクしたりしたHPが消えていくのは悲しいです。まず廃止の連絡は頂戴しませんし、担当者宛のメールも差し戻しになる例が多いです。いつか復活して下さると信じて、リンクはそのまま遺していますので、ご連絡をお待ちします。
そういえば、昨年私が作った某劇団のHP。夏のオーディション情報以来、更新していませんねぇ(オイオイ)。アクセスは2,000近いのに、本公演関連の情報をサボってしまいました。この場をお借りして、言い訳させて頂きます。時間が無かったんだよぉ〜。
- 今回はカタカナの専門用語が多くて大変でした。
- とある劇団HPでチケットの申込みましたが、音信不通。公演が終わってから、金を払えとの「脅迫メール」。不服を申し立てたらば、「忙しくて、メールを出せなかった。受付まで取りに来るのが、普通だろ」とのこと。それは、貴方のミスではないでしょうか・・劇団F。(2002.10.10)
|