普通開場時間は開演の30分前と書かれています。とはいえ、大手を除いたほとんどの劇団では、この開場時間が守られることがありません。だいたい5分程度は遅れるものですね。
MAWS的理由
いつもナゾなんですよね。ポン太がお手伝いしたMAWSの昨年公演では、舞台監督がなかなかゴーサインを出さなかったことが理由でした。劇場内で直前の準備が慌ただしく、開場時間になっても受け入れる体制ができていなかったためでした。
公演回数も8回にわたりましたが、ただの1回とて開場時間が守られたことがなく、ある公演では15分も遅れました。とはいえ、ホールでチケットの「もぎり」は始めていましたので、そう混乱でもなかったのですが。
TMM的理由
今回は新作のチケプレにご協力を頂いたTMM。前回公演では受付が散々でした(第30回を参照してください)。推測するに、制作スタッフが少ない上に、直前まで会場設営などを手伝っていたものと思われます。さらに受付スタッフの不慣れが問題を拡大したものでしょう。
ある新記録
これまでポン太が観に行った作品での新記録は、前々項のMAWS公演の15分でした。しかし、先日のトレジャートレインは記録を更新してくれました。開場は17分の遅れで、開演は15分近く遅れました。
劇場はスフィアメックスというアートスフィアの小ホール的位置づけです。うねうねした階段を上った最上階にある劇場で、かなり小振りです。その階段はデザイン上の理由で、天井は吹き抜け、通路も吹きさらしです。開場予定時間前に到着したポン太の前に、すでに30人以上が並んでいました。
お客様は混乱します
ところが・・・いつまで待っても開場しませんでした。取り置きチケットや関係者チケットの前渡しは始めていましたが、一向に開場しません。列前方ではスタッフが何かを叫んでいましたが、後方まで説明はなく、すでに100人近い行列で不満の声。中には公演中止とのデマを流す人、チケットを持っている人はもう中に入っていてキャンセル待ちの行列だと言い出す人、友人を並ばせて通路脇でタバコを吸い始める人、いろいろでした。
この新記録の原因は不明でした。期間有効券で2,000円という安い価格設定だったこともあり、客入りは上々でした。結局立ち見も十数人出ていました。予想以上の客入りに慌てたのかなぁ。
翌日の楽演は激しい雷雨でした。同じミスを重ねた場合、階段や通路で濡れネズミのお客様が暴動を起こしたのではないかと・・・心配です。開場はお早めにね。
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